イノセント・プレイHalo at 四畳半 | Halo at 四畳半 | 渡井翔汰 | 渡井翔汰 | 出羽良彰・Halo at 四畳半 | ねえ イノセント・プレイ 報われない思いはどこかへ消えた それでも それでも 眩いほどの未来へ 命と一緒に受け取った 21gの心に 僕らはそれぞれの祈りを ひとつずつ飾っている 戦場で鳴ったピアノ 瓦礫に手向ける花束 僕らはそれぞれに祈りを ひとつずつ宿していく 天文学的確率を掻い潜ってもまだ 胸に残るものを どうか どうか 忘れないでいたい ねえ イノセント・プレイ 報われない思いはどこかへ消えた それでも それでも僕ら行かなきゃ 誰もが 勇ましい 勇敢な勇者ではなくて 震える その足で 明日へと向かうのだろう 雨を掻い潜り飛んでいく 一縷のか細い祈りを 誰も撃ち落とせはしないだろう 君がそう望むほかは 何等星の光だって 暗闇を撃ち破るほどに輝くことを どうか どうか 忘れないでいたい 果たせなかった思いは どこへ消えて行くと言うのだろう はじめから透明ならば まだここにいるかもな 幾度 敗北を知っても その為に生きたいと思えるか どうか 君の祈りよ 空を裂いて行け ねえ イノセント・プレイ 報われない思いはどこかへ消えた それでも それでも僕ら行かなきゃ 誰もが 勇ましい 勇敢な勇者ではなくて 震える その足で 明日へと向かおう 無垢なる祈りを宿して |
ナラクHalo at 四畳半 | Halo at 四畳半 | 渡井翔汰 | 渡井翔汰 | | この身体を巡る運命の行方を決めるのは 迷い込んだ街の喧騒に問い掛ける 自分自身を犠牲にしてまで守りたいものはあるか 心に棲みついたナラクが こちらを羨んで見つめている 見えないヴェールでこの目を 隠してしまえば楽かな 嵐の中で声を嗄らして それでも伝えたいこと 争いのあと お揃いの傷に 包帯を巻いて笑おう 描き出したはずの肖像画 幾度も描き直せば 滲んで破れた 白紙に戻さなくちゃ 揺らめいた心を見せれば すぐに呑まれてしまうだろう 翳した刃の その矛先が 悪とは言い切れずとも この身を賭して 守ると決めたものの為に 悪にもなろう この身体を巡る運命の行方を決めるのは 嵐の中で声を嗄らして それでも伝えたいこと ナラク お前がしきりに求める結末を 掻き消すまで 嵐の中で声を嗄らして 争いのあと お揃いの傷に 包帯を巻いて笑おう 少なくとも、千度 |
クレイドルHalo at 四畳半 | Halo at 四畳半 | 渡井翔汰 | 渡井翔汰 | 竹内亮太郎・Halo at 四畳半 | 空を渡る ミサイルを捕らえて 花束に変えてしまおう 深い海の底 呼吸も忘れて 飽きるまで語り合おう 僕らは自由さ 宇宙の果てまで 泳いでいくよ 裸の心を連れて 争う人々 怒りをくれよ 一口で飲み干すよ 僕らは 愛を詠ったあの詩人も 罪を背負った悪人でも 僕らは等しく揺り籠から この世界に憧れていたんだろう 秘密を明かして 窓から飛ぶよ 地上へと別れを告げよう 空から眺めた 僕らの街は 怪獣の背中のよう どこへ行こうと構わないよ 他の誰かを傷付けないこと 僕らただひとつそのルールを 守れやしない愚か者なのさ 昼空に星を 夜空に陽射しを 描くのが僕らは怖いのさ 間違いさがしで また日は暮れたよ 正しさではなく僕は僕の答えを探すよ 愛を詠ったあの詩人も 罪を背負った悪人でも 僕らは等しく揺り籠から この世界に憧れていたんだろう 昼空に星を 夜空に陽射しを 描いてみるよ 間違いさがしで また日は暮れたよ それでも次の朝へ |
Ghost AppleHalo at 四畳半 | Halo at 四畳半 | 渡井翔汰 | 渡井翔汰 | 竹内亮太郎・Halo at 四畳半 | 何も言えずに 白い吐息を 悴んだ街へ溶かしていく 華やかに映る その喧騒が 尚更 寂しさを寄越す snowing snowing 降り積もる雪がまるで僕の後悔のよう でも thawing thawing また春がくれば それも溶けてしまうよ Ghost Apple Ghost Apple 実を結んだ思いもいつか Ghost Apple Ghost Apple 雨に降られ 凍り付いていくよ 君はすべてを 見抜いてたんだろう それでも何も言わずに 滴っていくその虚しさも 溶け出して街を彩っていく Ghost Apple Ghost Apple 凍り付いた心の中で Ghost Apple Ghost Apple 果実だけが熟れて腐敗していくよ snowing snowing 降り積もる雪がふたりを遮ってしまうよ でも thawing thawing また春がくれば それも溶けてくれるかい Ghost Apple Ghost Apple 実を失くした抜け殻を見て Ghost Apple Ghost Apple 美しいと思ってしまう僕を 許して欲しいんだ Ghost Apple Ghost Apple |
百鬼夜行Halo at 四畳半 | Halo at 四畳半 | 渡井翔汰 | 齋木孝平 | 竹内亮太郎・Halo at 四畳半 | 夜になるたびに思考は広がってく 価値の無い不安が部屋に漂ってる 列を成すならず者が煩悩を抱えては ひとりずつそいつらを丁寧に運んでくる 跋扈する魑魅と魍魎に気を取られて 無我夢中 これが夢なら良かったのにな 百を越す 山積みにされた悩みの種 ひとつずつ 頬張れば朝を迎えてしまうのだろう 覚めないでいる 現の夢よ 夜の帳を下ろさないで 明けないような夜などないと 嘯いたあの人に伝えて ほら 夜な夜な 百鬼夜行 八百万にも見放されてしまったか 行きも帰りも 通りゃんせ 怖かったよ 勝っても虚しいだけの花一匁と ひとりぼっち 呆けた顔で童の様に歌を歌って 癒えないでいる 重ねた傷よ 忘れたはずが疼きだした 晴れないような霧など無いと 嘯いたあの人に伝えて ほら 夜な夜な 百鬼夜行 揺らめいたのは酩酊して見た 世界ではなくて窓越しの朝焼け 覚めないでいる 現の夢よ 夜の帳を下ろさないで 明けないような夜はなくとも 心は蝕まれ 陽は沈む ほら 夜な夜な 百鬼夜行 |
レプリカHalo at 四畳半 | Halo at 四畳半 | 渡井翔汰 | 渡井翔汰 | 竹内亮太郎・Halo at 四畳半 | 私の身体を抜け出したそいつが 私の目を見て口を開く 「生命をくれたことには感謝するが この身体を巡る血は濁ってるようだ」 何を馬鹿なこと この恩知らずが お前を生むのに数え切れぬほど お前とよく似た 成りかけのそいつを 殺めてようやく出来上がったのさ そいつは自らを レプリカと名乗る 私が費やした時間も情熱も ひと吹きでそう消し去っては こちらをそっと覗きこんだ 私は今どんな顔をしてる? 何を選んでみてもそのどこかに レプリカ お前の顔が浮かぶんだよ 誰も見たことのない授け物を 祈ってまたお前と目が合うのさ ところでお前を どうしてやろうか このまま世に放つ訳にはいかないが 再び殺めたところで 私に 残った時間ではどうすることも 何度も絶望した私を見て レプリカ お前は何を思うのだろう 誰も見たことのない授け物を 渡すまで またお前を生み出すのさ 私の身体を抜け出したそいつが 私の目を見て口を開く |
月と獣Halo at 四畳半 | Halo at 四畳半 | 渡井翔汰 | 渡井翔汰 | 竹内亮太郎・Halo at 四畳半 | 欠けた月を眺めた獣は お前が羨ましいと言った なあ 不完全なお前を皆美しいと言う あれは嘘だ きっと嘘だ 痩せ細った身体のどこにも 欠けたところなど無いが 誰もが 俺を腫れ物の様に嫌い 追い払っては 化け物だと そう言った 月はただ微笑みを浮かべている お前まで俺を笑うのか 今 頬を伝って 流れた滴の 理由も名前も獣は知らない 傷はひとつも無いのに 胸が痛むから 夜の静寂にひとり吠えるのさ どこへ行こうとも 月は付いてきた お前もひとりなのか? それでも俺とお前は違うさ ご覧 道行く誰もが 俺のことなど その目には映らないようだ 月はただ静かに沈んでいく 次第に明けゆく空の向こうへ 気付けば眠っていた獣は 朝靄の中でひとり目を覚ます ようやくいなくなったか 生意気な月め 別れのひとつも言えないのか 今 頬を伝って 流れた滴の 理由も名前も獣は知らない 何も失くしてないのに 胸に空いた穴を 埋めるように何度もひとり吠えるのさ 欠けた空を眺めた獣は お前が羨ましいと言った |
疾走Halo at 四畳半 | Halo at 四畳半 | 齋木孝平 | 齋木孝平 | 竹内亮太郎・Halo at 四畳半 | どこまでも続く迷路の様だ 継いで接いだ物語 同じ景色を塗りつぶしていく 吸って吐いて繰り返して それだけじゃもう息もできない 焦る心を消し去って欲しい いつか終わる旅とも知らぬまま 進むのは怖いけど 雨上がりを待てぬなら 描けストーリー 望む未来へ 結末は迎えに来ないぜ 言葉より心に従え その足で踏み出した疾走 どうやらまた迷子の様だ 縋り付いた物語 残る足跡振り返るけど 切って貼って繰り返して 迷わすだけの地図はいらない 止まる足音導いて 曇り空晴れぬなら 誰のストーリー 追いかけたって 同じ様になれやしないね 願うより孤独に抗え 手の中に燻る熱を どこまでも続く迷路の中 終わりの無い物語 同じ景色を塗り替えていく 吸って吐いて繰り返して それだけでまだ息をしてる 惑う心も消し去って 描けストーリー 望む未来へ 結末を迎えに行こうぜ 言葉より心に従え その足で、さあ 走れストーリー 描く世界へ 雨上がり 虹の向こうへ この旅に地図などいらない その足で踏み出して 空を裂け 疾走 |
アンチ・グラヴィティーズHalo at 四畳半 | Halo at 四畳半 | 渡井翔汰 | 渡井翔汰 | 竹内亮太郎・Halo at 四畳半 | 思い悩んでばかりいるんだ ただ生まれて生きてきた それだけのはずが ねえ どうして 避ける事の出来ない災難だなんてね 笑えやしないよ 溜息を合図に現れた 彼らを人はこう呼ぶのさ アンチ・グラヴィティーズ 抗っていけ 天罰を喰らって腹を満たしてやれ 神も仏も信じて欲しいなら 今すぐにその顔を見せろよ 暗い話を幾つしたって 足元ひとつ照らせやしないさ それなら見えない 未来の話を 先の事は分からないが少なくとも今は 笑っていたいよ 最初からすべては決まっているなんて 法螺吹くなよ 耳障りだろう アンチ・グラヴィティーズ 疑っていけ 真相を暴いて 高らかに掲げろ 匙を投げるにはまだ早いぜ なんたって 今ここが幕開けなのだから 時として敗れることもあるのさ それでも旅はまだ続いていく アンチ・グラヴィティーズ 抗っていけ 天罰を喰らって腹を満たしてやれ 神も仏もどこにもいなかったんだ ほら 行くよ 呼ぶ声のする方へ アンチ・グラヴィティーズ |
花飾りのうたHalo at 四畳半 | Halo at 四畳半 | 渡井翔汰 | 渡井翔汰 | | 溢れ出した思いに形があるとしたら どんな姿をしているだろう この目には映らないが 言葉としてしたためて その輪郭をなぞる 同じ言葉をきっと伝え合ったとしても 伝わる思いは別々だろう だからこそ嬉しかった だからこそ寂しかった 分かち合う度に近づいていく 名前のない思いを交わして そこにただ 意味を宿していく 語り合い 花が開くように 擦れ違いすらも 愛しいと笑えますように 心の中をそっと覗き込んだとしても 相応しい言葉がそこにないこと 空っぽの自分を空っぽと認めたら 崩れてしまう気がした 花を植えました 花瓶の中には 水を差しました 透き通ったものを 空っぽの自分を空っぽと認めたら 新しい花を飾ろう 何度でも ただ拙い思いを抱いて またひとり心を覗き込む 飾った花のそのどれもが あなたのくれたものだった 名前のない思いを伝えて そこにまだ 意味を見出している すべてを分かり合えなくとも 何度だって また花が開きますように 飾れますように |
ヘヴンHalo at 四畳半 | Halo at 四畳半 | 渡井翔汰 | 渡井翔汰 | 竹内亮太郎・Halo at 四畳半 | 生まれ落ちた世界は 幼い頃に聞いた あの御伽話とはかけ離れていたよ 美しいものの陰に 醜いものは生きるの そう知ることになる 少しだけ寂しいんだ ヘヴン 僕らは迷いながら 君の手を引いて行けるかな 本当は少しだけ怖いんだ 悩ましいことばかりで その実答えはどこにもないんだ ヘヴン どうか この世界に僅かな愛情を いつか眠りに就いて 僕らどこへ向かうの? その場所に着くまで あとどれくらいだろうか あと何度の涙を あと何度の笑顔を この目で見れるかな 憶えていれるだろうか ヘヴン 僕らは迷いながら 君の手を引いて行けるかな 本当は少しだけ怖いんだ 悩ましいことばかりで その実答えはどこにもないんだ ヘヴン そうか この世界は醜い だからこそ美しい 君に巣食っている不安が期待に変わるように ヘヴン |
蘇生Halo at 四畳半 | Halo at 四畳半 | 渡井翔汰 | 渡井翔汰 | 出羽良彰・Halo at 四畳半 | このまま 深い眠りへ潜り込んでしまいたいよ すべてを手放しても 君は僕を見つけてくれるかな 生き絶えた僕を胸に抱えて 生きているような そんな今日だ 終わりが来たって受け入れてしまうかもな それでも日々は続く 息を吹き込んで 噎せ返るような世界で 再び目を覚ますよ ひび割れた今日が 煌めいて見えたのは きっと 君のせいだろう 蘇生していく 僕らは 同じ時間を違うスピードで過ごしていて 互いに拾い損ねた そのピースを持ち合わせていたんだろう 緩やかに流れる時計の針に削られていく そんな今日だ 散らばった欠片を集めて歌にしたら 憶えていられるかな 光を望んで 漂っていたんだ 願いばかりが嵩張った部屋で 呼吸もできずに溺れてしまった僕は ずっと 深い場所まで 水底から見ていた 差し込む光を あれは僕を照らすためのものじゃない ところがある日それが指先を掠めて 涙が止まらなかった いつからか僕は 多くを望んで この手に抱えきれなくなっていた 溢れて落とした その中にいた自分を 君が掬ってくれていた 息を吹き込んで 噎せ返るような世界で 再び目を覚ますよ ひび割れた今日が 煌めいて見えたのは きっと 君のせいだろう 蘇生していく |