ジョーの肖像庄野真代 | 庄野真代 | 庄野真代 | 庄野真代 | | 春の日だまりの中に 年老いた男が一人 しわだらけの黒い指には 色あせた写真一枚 その昔俺はピアニスト 明けても暮れてもジャズばかり ハートのある奴が大好きで 暮していたのは 唄歌いの女 何が変ったというじゃなし 誰が悪いわけじゃないさ ポカポカ日ざしの中で 移り行く時の中で 誰かが俺を呼んでいる オールド・ブラック・マン オールド・ブラック・マン もう20年前に ジョージが戦争で死んだ すぐ後に訳もないのに お前が俺を残して天国へ行った 一人で一人でさみしいなんて 思ったことは一度もないぜ もうすぐお前のもとへいくから そんなに呼ばないでおくれ せめて春が終るまで せめて春が終るまで 何が変ったというじゃなし 誰が悪いわけじゃないさ ポカポカ日ざしの中で 移り行く時の中で 誰かが俺を呼んでいる オールド・ブラック・マン オールド・ブラック・マン |
エイトマン庄野真代 | 庄野真代 | 庄野真代 | 庄野真代 | 上柴はじめ | 女だったら 八方美人だけど 男だから エイトマン 何をやっても 中途半端 だからあなたは エイトマン 誰もがみんな 淋しがりや 一人じゃ駄目さ だけど生きてゆくのに ウソはいらない あなたエイエイ エイトマン いつもエイエイ エイトマン スーパーマンには なれないわ 女だったら 八方美人だけど 男だから エイトマン 何をやっても 中途半端 だからあなたは エイトマン 誰もがみんな 淋しがりや 一人じゃ駄目さ だけど生きてゆくのに ウソはいらない あなたエイエイ エイトマン いつもエイエイ エイトマン スーパーマンには なれないわ |
ピエロのように庄野真代 | 庄野真代 | 庄野真代 | 庄野真代 | | ぐるぐるまわっておどる あなたのまわり ほんの少しべにつけて あなたのために 恋した夏の日には 風さえほほえむような 白いドレスで ゆめみる顔して ぐるぐるおどる ひとりおどる まわるまわる おどって ぐるぐるまわっておどる ピエロのように ぐるぐるまわっておどる あなたのまわり うでにかかえた花は あなたのために いつでも気づいたはずよ 私がそばにいたことは それでもあなたは 知らん顔するのね ぐるぐるおどる ひとりおどる まわるまわる おどって 水玉もようの服は 私のなみだ ぐるぐるまわっておどる ピエロのように ピエロのように |
ふたりに庄野真代 | 庄野真代 | 庄野真代 | 庄野真代 | 柳田ヒロ | あなたの胸に きこえるときめき 夢が愛に 変わっていく あなたのうでに あふれるよろこび 声が歌に 変わっていく そんな世界に そんな心に ほんのひととき さそって下さい この世の富は 何んにもいらない 心だけが ほしいの やがてふたりに そんな明日が きっとくるはず まもってください |
中央フリー・ウェイ庄野真代 | 庄野真代 | 荒井由実 | 荒井由実 | 佐藤準 | 中央フリー・ウェイ 調布基地を追い越し 山に向ってゆけば 黄昏が フロント・グラスを染めて広がる 中央フリー・ウェイ 片手で持つハンドル 片手で肩を抱いて 愛してるって 言ってもきこえない 風が強くて 町の灯が やがてまたたきだす 二人して 流星になったみたい 中央フリー・ウェイ 右に見える競馬場 左はビール工場 この道は まるで滑走路 夜空に続く 中央フリー・ウェイ 初めて会った頃は 毎日ドライブしたのに この頃は ちょっと冷いね 送りもせずに 町の灯が やがてまたたきだす 二人して 流星になったみたい 中央フリー・ウェイ 右に見える競馬場 左はビール工場 この道は まるで滑走路 夜空に続く 夜空に続く 夜空に続く……… |
ムーンライト・シティ・ウーマン庄野真代 | 庄野真代 | 庄野真代 | 庄野真代 | | あんなに白く 月が光って 私の恋を 笑っている ah ha ha 心残りも 少しあるけど のぼり疲れた 二人はもどれない 別れようって言ったのは あなたの方なのに 最後の言葉を 言いだしかねてるなんて Moon Light City Woman そう私は 男のいいわけ できなくする 最初の時は わかっていたのよ 二人は恋にならないと ah ha ha コートのえりを立てて 別れましょう 何げなさそうに 手を振る影ふたつ 夏の終りは うすむらさき色 月の光が レンガの坂をぬらして 後姿が とてもきれいね あなた 思い出ひとつ また増えたわ 灰色のシックな 街並に溶け込む 都会が似合う 女だって言うのね Moon Light City Woman そう私は Moon Light City Woman Moon Light City Woman そう私は Moon Light City Woman |
ラスト・チャンス庄野真代 | 庄野真代 | 中村行延 | 堀内孝雄 | | これが最後のチャンス あなたにとって これが最後のチャンス 私をひきとめる もういやなの あなたの浮気ぐせ 遊び上手な あなたの事は 何も知らない 私なんて 数ある恋の 一つなんて きっと今頃 誰かの部屋から 電話してくるに きまっているわ 愛にピリオド うつつもり 今夜 帰って来なければ これが最後のチャンス あなたにとって これが最後のチャンス 私をひきとめる 私の心は ガラスばりの部屋 あなたは手の内 知りつくしてるのね 裏をかこうと するけれど いいように あなたの腕の中 このゲームも あなたの勝ちみたいね 私のこまは あなたの色に 変わってしまったの でも最後の 一角(ひとすみ)は 残してくれたのね これが最後のチャンス 私にとって これが最後のチャンス あなたに勝つための これが最後のチャンス 私にとって これが最後のチャンス あなたに勝つための |
ラッキー・ディ庄野真代 | 庄野真代 | 庄野真代 | 庄野真代 | 佐藤準 | 窓から射し込む 日曜の朝日は まぶたの裏まで ボクを追いかける 白いエプロンと 君のすねた笑い顔は まぶしくって 目によくないねって シーツをかぶれば 君はまた笑う ファッション雑誌の星占いで 今日がラッキー・ディだって 書いてあったんだろう それを信じて 早起きしたのかい 寝ぼすけの君が ボクは君がいれば いつもラッキー・ディ 愛があれば ラッキー・ボーイ 10時を過ぎたら 君は出かけ支度 とかした髪が そわそわ揺れている 「いったい誰に逢うの?」と 横目で聞いたなら 人差し指で 内緒よって フフッと笑う ボクはかなわない ファッション雑誌の星占いで アバンチュールがかないそうだと 書いたのは誰 思いつきで そんなこと書くなよ あたりもしないのに ボクは君がいれば いつもラッキー・ディ 愛があれば ラッキー・ボーイ ボクは君がいれば いつもラッキー・ディ 愛があれば ラッキー・ボーイ |
飛んでイスタンブール庄野真代 | 庄野真代 | ちあき哲也 | 筒美京平 | 船山基紀 | いつか忘れていった こんなジタンの空箱(からばこ) ひねり捨てるだけで あきらめきれるひと そうよ みんなと同じ ただのものめずらしさで あの日しゃれたグラス 目の前にすべらせて くれただけ… おいでイスタンブール うらまないのがルール だから愛したことも ひと踊り風の藻屑 飛んでイスタンブール 光る砂漠でロール 夜だけの パラダイス 胸にかすかにしみた 低い電話のさよなら かすり傷のひとつ 残せもしないひと そしてしょうこりもなく すぐにいたみもぼやけて 今日は今日の顔で 描(か)きあきためぐり逢い 描(えが)いてる…… おいでイスタンブール 人の気持はシュール だからであったことも 蜃気楼 真昼の夢 好きよイスタンブール どうせフェアリー・テール 夜だけのパラダイス 飛んでイスタンブール 光る砂漠でロール 夜だけの パラダイス |
潮風のサーファー庄野真代 | 庄野真代 | 竜真知子 | 筒美京平 | 筒美京平 | サン・ライズ サン・セットあなたに サン・ライズ サン・セット会わせて ささいな出来事で 別れてしまったの お互いに 感じてた 恋の予感にそむいて Give me your heart あの日の潮風は 忘れ上手ね 私を抱きしめた 優しいサーファー あきらめてみせるわと誓う波間 帰らないあなたなの サン・ライズ サン・セットもいちど サン・ライズ サン・セット愛して くちづけのチャンスに なぜかあわてたひと よりそったシルエット 静かに燃えたときめき Give me your heart 渚に消えた恋 たずねてふらり ひとりもいいわねと 笑えば涙 こみあげる寂しさはぬぐえないの 思い出に沈むだけ 眩しい夏の午後 はしゃぎすぎた私 何もかも失って はじめて知った恋なの Give me your heart 黄昏 茜色 水平線 私を抱きしめた あの日のサーファー 夏の日のきらめきをくぐりぬけて 帰らないあなたなの |
モンテカルロで乾杯庄野真代 | 庄野真代 | ちあき哲也 | 筒美京平 | 筒美京平 | そして24時間 あの都会(まち)あとに 霧にしめった列車 ひとり降りた時 まさか待ってるなんて にくらしいひと 思いつめてる気持ち もろくターンさせるの 乾杯モンテカルロ 好きよあなたが楽園 シルクハットを月に飛ばして 明日は明日よ 踊ってモンテカルロ 熱いタンゴで夜通し 割れてしまえ 地球なんか 恋は狂詩曲(ラプソディ) あれた砂漠に似てる あの愛し方 軽い陽やけのいたみ 胸に残るだけ 何かぬけだすように ここまできたの だけどひきかえすより 他にしかたなさそう 乾杯モンテカルロ 好きよあなたが楽園 黄金の時計を過去にまわして 明日は明日よ 酔わせてモンテカルロ キスの嵐で夜通し 割けてしまえ 未来なんか 恋は狂詩曲(ラプソディ) 乾杯モンテカルロ 好きよあなたが楽園 シルクハットを月に飛ばして 明日は明日よ 踊ってモンテカルロ 熱いタンゴで夜通し 地球なんか 未来なんか 恋は狂詩曲(ラプソディ) |
ターキッシュ・ムーン庄野真代 | 庄野真代 | ちあき哲也 | 筒美京平 | 船山基紀 | どうぞあのひと 愛してあげて ギヤマンの街角 もろすぎるあなたは… そうよ真下に ひろがる灯り 飛びこえてしまえば あとかたもなさそう あんなできごと………… ベルベット・ナイト ナガサキ 霧にぬれて ターキッシュ・ムーン ムラサキ 女なかせ 急いでジェット・ブレイン 銀河と時のむこうへ はるかなしあわせさがし ひとの気持ちは ステンド・グラス 陽のあたり具合で やさしさも移るの… そんなあなたを 見抜けないまま ぎりぎりのとこまで 信じてはみたけど みんなおしまい………… ベルベット・ナイト ナガサキ またかすめる ターキッシュ・ムーン ムラサキ あのぬくもり 急いでジェット・ブレイン 星から星へさまよい はるかなしあわせさがし ベルベット・ナイト ナガサキ 霧にぬれて ターキッシュ・ムーン ムラサキ 女なかせ 急いでジェット・ブレイン 銀河と時のむこうへ はるかなしあわせさがし |
マスカレード庄野真代 | 庄野真代 | 竜真知子 | 筒美京平 | 瀬尾一三 | 恋人に捨てられた あの娘はサロメの衣裳 悪い女に見られたくって裸足で踊るジルバ 近づく俺は今日も あわれなドン・キホーテ 真面目なのさと言えば言う程 笑い者なんだね 手持ちのカード 取り換えるように 別な誰かに なりすまし うまくかわしなよ うまくかわしなよ 悲しみってやつは めざといからね ああ南へ行こうよ 夢に見たエルパソ 国境越えれば 太陽のエルパソ アディオス・アミーゴ・アディオス・お別れさ 男と女の マスカレード マスカレード 別れまぎわにあの娘が くれた魔よけの指輪 馬鹿だよこれを ひとにやるほど幸せじゃないくせに 涙で少し落ちた 心のメークアップ 泣けばいいのさ 俺の前なら 遠慮などいらない 悪い星の下 生まれた同士 別な誰かに なれるなら うまくかわしなよ うまくかわしなよ 悲しみってやつは しぶといからね ああ南へ行こうよ 憧れのエルパソ 涙も乾くさ 太陽のエルパソ アディオス・アミーゴ・アディオス・お別れさ 男と女の マスカレード |
魔女&Monster庄野真代 | 庄野真代 | 庄野真代 | 庄野真代 | 瀬尾一三 | 満月の夜に 集会があって ゾロゾロ広場に 集まってくる フォーマルスーツに ドレス 邪魔にもならず 役にも立たぬ 魔女魔女 魔女&モンスター 夜露ですそを ぬらしたからと ブツブツ議長に 抗議をするよ 金髪魔女に のっぽ 月の光で 素顔が浮かぶ 魔女魔女 魔女&モンスター 何がしあわせ ふしあわせ テーマはいつも 同じ ワイワイ ガヤガヤ 質疑応答 ハァー 満月の夜に 集会があって ゾロゾロ広場に 集まってくる 誰にもわかりは しない でかい問題 背おってくるよ 魔女魔女 魔女&モンスター 何がしあわせ ふしあわせ 探しつづけて 何歳年 答えもないまま 夜があける ハァー 満月の夜に 集会があって ゾロゾロ広場に 集まってくる お気づきでしょう けれど あなたあの人 私もみんな 魔女魔女 魔女&モンスター……… |
ジャングル・コング庄野真代 | 庄野真代 | 三浦徳子 | 筒美京平 | 後藤次利 | Olai! Olai! Olai! この指の先は Olai! Olai! Olai! まだ見ぬ世界 Olai! ジャングルコング やさしい目で ジャングルコング 見つめないで あなたのその広い胸 今夜の私は溺れそう…… 背中を押されて迷い込んだカーニバル 後悔はしないわ 炎のバイブレーション ウォウォウォウォ……地下鉄はティンバル ウォウォウォウォ……光る汗のシンバル オーパ! フェスタ 昨日の顔とはお別れよ オーパ! フェスタ 新しい風つかまえるわ Olai! Olai! Olai! この指の先は Olai! Olai! Olai! まだ見ぬ世界 Olai! ジャングルコング お喋べりして ジャングルコング 何でもいい あなたのその強い腕 今夜の私を抱きしめて…… 孤独な時には 不似合いな華やかさ 流れる涙さえも 吹き飛ばすセンセーション ウォウォウォウォ……誘惑のトレモロ ウォウォウォウォ……たたみ込むファンファーレ オーパ! フェスタ 昨日の恋とはお別れよ オーパ! フェスタ 新しい風つかまえるわ オーパ! フェスタ 昨日の悩みはこなごなよ オーパ! フェスタ 新しい風つかまえるわ Olai! Olai! Olai! この指の先は Olai! Olai! Olai! まだ見ぬ世界 Olai! |
しのばず草子庄野真代 | 庄野真代 | ちあき哲也 | 筒美京平 | 船山基紀 | しゃれた十六夜月(いざよいづき)に うかれハンドル切れば つかずはなれずしてる ライトは多分あなた 髪を鷲づかみして それで気がすんだ筈 泣きを入れてもそうよ 今夜は彼と逢うの……Mu―― 右のミラーに映る人 左の風に映る人 どちらつかずの しのばず草子 お帰りベイビー よろめき静 未練ねベイビー 踊らせといて Bye Bye 般若波羅密多(ターナバーラミター)私は愛じゃ縛れない まるで葉隠きどり 描く女ときたら たまに息抜きくらい あなたもくれるものよ もっと違ったよさを 彼はもちあわせてる 何で一人の人に おさまることができて……Mu―― 右の心にいる人と 左の胸にいる人と どちら欠けても しのばず草子 お帰りベイビー あきらめ小路 いいこねベイビー 今夜のとこは Bye Bye 般若波羅密多(ターナバーラミター)私は愛じゃ縛れない 右のミラーに映る人 左の風に映る人 どちらつかずの しのばず草子 お帰りベイビー よろめき静 未練ねベイビー 踊らせといて Bye Bye 般若波羅密多(ターナバーラミター)私は愛じゃ縛れない Bye Bye 般若波羅密多(ターナバーラミター)私は愛じゃ縛れない |
アデュー庄野真代 | 庄野真代 | 庄野真代 | 庄野真代 | 瀬尾一三 | あの日 待ちつづけてたの ほんとよ しずむ夕陽の中 まさか同じこの街で あなたと 出逢うなんて不思議ね 若くはないわ もう昔のように 心が揺れても きっととびこめはしない そうよ 違う人生を夢みた 二人だから哀しい 熱い 言葉もなく今 私は告げる さよならアデュー そっとさしだすその手の ぬくもり あなただったあの日の わかっているわ だから 何も言わないで このまま見送るわ あなたの後姿 深いさみしさに負けて あなたを 忘れたんじゃないのよ 若くはないわ でも昔のように 抱きしめられたら すべてを捨てた きっと あの日 待ちつづけてたの ほんとよ しずむ夕陽の中 |
Dear Friend庄野真代 | 庄野真代 | 庄野真代 | 庄野真代 | 鈴木茂 | Dear Friend 心配ばかりかけたけど 今では元気で 暮しているわ Dear Friend あなたの好きな夏も過ぎて 変わりはないですか (今も一人でしょうか) さみしい女ね 未練だなんて つめたい体ね あなたが恋しい 手紙読んだらすぐにでも あなた迎えに来てほしい たぶんもどせない恋だけど わがままばかりと woo……… 言わないで Dear Friend あの日雨が降らなけりゃ 寄らずに出かける つもりだったの Dear Friend 髪にタオルをまきつけられ あんなに泣くなんて 思ってもいなかった さみしい女ね 逃げてきたのよ やさしさばかりの あなたに疲れて 甘い言葉もため息も みんな私がダメにした 今夜手紙が届くけれど 気まぐれだなんて woo……… 言わないで さみしい女ね 未練だなんて つめたい体ね あなたが恋しい 手紙読んだらすぐにでも あなた迎えに来てほしい たぶんもどせない恋だけど わがままばかりと woo……… 言わないで |
相生橋で庄野真代 | 庄野真代 | 田村和男・補作詞:石本美由起 | 庄野真代 | 小野崎孝輔 | 材木筏(いかだ)が つながれて 小舟が のんびり のぼってた 春には さくらの はなびらが 川面を飾って ゆれていた 相生橋をわたるたび 子供にかえるよ父さんは つり竿ならべてフナを釣り 橋で遊んだあの頃の くずれた欄干(らんかん) 撫でたとき 焼かれた 電車が 泣いてたよ おまえの うまれた ふる里にゃ 涙の歴史が あるんだよ 原爆ドームみるたびに 折っているんだ父さんは この街埋めた悲しみが 二度と地球にないように あの頃 みたいに ハゼが釣れ あの頃 みたいな 水のいろ あの頃 なかった 球場に もうすぐナイターの 灯がともる 親子で座るスタンドで しみじみ偲ぶよ父さんは 炎に倒れたじいちゃんも とても野球が好きだった この街埋めた悲しみが 二度と地球にないように… |
想い出のラブ・ソングス庄野真代 | 庄野真代 | 庄野真代 | 庄野真代 | | 幕があがるまであと5分 いつもと同じ ドレスで唄うわ 昨日の町に 忘れたものは ライラックの飾りと 昨日の涙 唄うのは Love song めぐる季節の中で 風も緑も 色を変えてゆくのに 私はいつも何か いい事待つだけで おんなじ古い Love song かかえてた 何度目かの町で 恋をした あなたはここへ 残れと言ってたけど 返事をする前に 旅立つ日がきて 私が選んだのは 歌だった あなたへの Love song 風に消される前に もう一度だけ ひきとめてくれたなら 口びるかみしめて 遠く地平線を 見つめることなど なかったはず 今は幸せよ 本当に あなたのことが 思い出になるくらいね このまま年老いても 悔いはないけど まだ見てない夢が いっぱいあるの 遠い日の Love song ここでさよならしましょう いつも心を 暖めてくれたけれど これから行く町に ずっと探していた 明日を唄う Love song あるだろうか |