suzumoku「80/20 -Bronze-」の歌詞一覧リスト

曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
コワイクライsuzumokusuzumokusuzumokusuzumoku僕が歌うのは寂しがりやの歌 聴いて欲しくてしょうがないのさ だけど親密でリアルな指摘には ただムカついてしまう始末 “才能無いよな”と気付かされる事は 頑張る事で始まるから “程良い距離感”を保ってさえいれば 誰も叩かない筈だから  クライ、クライ、怖い未来が 背中に問い掛けてくる 「お前に何が出来るのか」と 気付かない振りをしたって 知らずに走り出してる 崩れていくリズムとメロディー  私の両腕は寂しがりやの腕 抱き締めたくてしょうがないのよ だけど温かいリアルな体には ただ戸惑ってしまう始末 “また裏切られる”と疑い出す事は 信じる事で始まるから “自分の責任”と片付けてしまえば 誰も恨まない筈だから  コワイ、コワイ、暗い夜道が 煙草に火を着けてくる 「あなたはこれで十分ね」と 平気な振りをしたって 本音は零れ出してる アスファルトに染み込む涙  作り笑いも痩せ我慢も 月明かりにはお見通しだ  クライ、クライ、怖い未来が 背中に問い掛けてくる 「お前に何が出来るのか」と コワイ、コワイ、暗い夜道が 煙草に火を着けてくる 「あなたはこれで十分ね」と クライ、クライ、君に会いたい コワイ、コワイ、君に会いたい 愛したいよ、コワイクライ
退屈な映画suzumokusuzumokusuzumokusuzumoku映画の中のヒットマン そいつで誰を殺るんだい? 僕らを楽しませて その引き金をさあ引けよ 考え込んだヒットマン 早く狙いを定めろ たまには悲しませて エンディングにはまだ早い  見つけた憧れも 手にした名声も 散らかるこの部屋が そんなに嫌なのかい?  映画の中のヒットマン そいつで誰を殺るんだい? 僕らを楽しませて その引き金をさあ引けよ 苦し紛れのヒットマン 次は何を仕出かすの? まだまだ楽しませて 月影が赤く染まるまで  「表を裏返せ」こだます囁きに あなたは振り向いて 崩され消えてゆく 静かにに流れ出す 見慣れたエンドロール 何度でも繰り返せ 退屈な映画  映画の中のヒットマン そいつで僕をやるのかい? 周りを楽しませて 置き去りにでもする気なのかい?
鴉が鳴くからsuzumokusuzumokusuzumokusuzumokuお前のボロボロの翼は 誰と喧嘩した傷跡だい? まさかまさかと思うけど 自分で付けた傷跡かい? 目一杯広げてみてごらんよ ほらね、向こう側が丸見え まさかまさかと思うけど 気付いてないことはないだろ?  光なんか消えてしまえ 見透かされる事もなくなる 悲しみも痛みも要らない あと少しで空に夜が染みる……  鴉が鳴くから帰ろう 構わないで一人にしてくれ そうかい、僕は気にしないさ お前の目に闇が染みようとも  考え込んでる振りなんかして 不自然なくらい汗まみれ まさかまさかと思うけど 今更怖気付いたのかい?  その通り出来損ないさ 何処へも飛べない役立たず 過去も未来も現在も要らない 嘘もついた 泣言も散々……  鴉が鳴くからおいで 構うのなら手を引いてくれ 何だい、随分良い身分だ その調子で嘘でも羽ばたけよ  見渡せば誰も彼も 僕もそうさ 解れてボロボロ 理想の翼が欲しくて いつまでも雛でいたいんだろ?  鴉が鳴くから帰ろう 構わないで一人にしてくれ そうかい、僕は気にしないさ お前の目は最初から真っ黒! 鴉が鳴くからおいで 構うのなら手を引いてくれ 何だい、随分良い身分だ その調子だ 本当は飛べるだろ!
プラグsuzumokusuzumokusuzumokusuzumoku散らかすだけ散らかした 住家をじっと眺めて 目障りな物だけ選び抜いて 部屋を出る カサ・ハンカチ・ポケットティッシュ・ライトグレーのスニーカー… テーブルの上のパズルは今日も 埋まらない  永久に続くような日々に絡む耳鳴り 言葉の羅列 口ずさめばグラリと揺らいだリアルは その身を静かに蝕む  隠すだけ隠してみた 姿をじっと見つめて とっておきの偽物を身に付けて 街を出る 愛想笑い・星の砂・フェイクレザー・ボロボロメッキネックレス… だらしなく伸びる前髪はまだ 切られない  叩き付けるように空は蒼を降らして 影を焼き付ける 歩き出せばフラリと彷徨う意識は 本当は誰の物なの?  なぐさめる度重ねた未来はもろく 容易く壊れた 乾きだした瞳は涙を求め また傷付け合うの? 揺らいだリアル・彷徨う誰かの意識・壊れた未来 いつの間にかポトリと外れるプラグは 振り向く鏡にも映らない
モダンタイムスsuzumokusuzumokusuzumokusuzumokuテレビは今日も深夜まで馬鹿騒ぎのパレード 流行の間抜けなトークで金を稼ぎましょう 「政治の話ワカンナ~イ」アイドルがスベっても 可愛ければ拍手喝采「それじゃまた来週!」  茶の間で煎餅くらえてぼんやりニヤけるそこのアンタ 手の内見せないメディアの罠にまんまとハマっていませんか?  インターネット万々歳 デジタルな生活が 「ペーパーレス!お出掛け不要!エコです!」と叫ぶ 便利さばかり追いかけて誰か気付いてますか? 引きこもりが減らないのはイジメだけじゃない  学校サボって渋谷で彼氏とふざけるそこのアンタ 大事なものは何ですか?まさかケータイなんて言わないよな?  現代社会の深い落とし穴 情報網に絡まっていつの間にか見失ってる自分の姿  「ぶっちゃけ仕事だりぃよな」平社員のツイート 「だよねだよね」の返信にテンションを上げる 煙草を一本吸ったら辞表でも書こうかと 頑張る部長を尻目にケラケラと笑う  ストレス社会は嫌だとあれこれ言い訳してるアンタ 大顰蹙を買う前にママのお腹から出直しておいで  現代社会の半端過ぎる理想 ゲームの様な感覚でサイコロ振りながら適当に決める人生  現代社会の深い落とし穴 情報網に絡まっていつの間にか見失ってる自分の姿 現代社会の半端過ぎる理想 ゲームの様な感覚でサイコロ振りながら適当に決める人生 モダンタイムスの歯車が回る「あと5分だけ寝かせて」と そろそろ目を覚まさないと潰されちまうぜ
身から出せ錆suzumokusuzumokusuzumokusuzumoku空飛ぶ鳥を見ていたんだ 嵌め殺した窓の手前で 触れられない背中にそっと 奇跡の想像もした 放り投げたスプーンにちょっと 青い錆が付着しだして その中一つ封じ込んだ 夢が文句を言ってる  差し込む褐色の西日も影を伸ばす  たったそれだけで焦るその心は 焦るだけマシだと思いたいだけ 毒が回る前にバラしましょう 素直になれなかったと  ヘッドフォンを繋いだプレイヤ 埃がこびり付いたディスプレイ 盤から伝わるメッセージは 慰めの名言だけ インテリぶって口火切って 堂々と告げる体験は コンビニの雑誌の隅っこ 気の利いた記事のパクリ  手持ちの札だけで 事足りていたいのは  何処かに自分と同じ様に生きる 人間もいるだろと思いたいだけ 壁が出来る前に認めましょう 臆病なだけなんだと  ドアノブの前でたじろぐ悪い癖 散々描いた未来は綺麗なのに  たったそれだけで焦るその心は 焦るだけマシだと思いたいだけ 毒が回る前にバラしましょう 素直になれなかったと 何処かに自分と同じ様に生きる 人間もいるだろと思いたいだけ 壁が出来る前に認めましょう 臆病なだけ なだケ なダケ ナダケ 情けないなと
蛹 -サナギ-suzumokusuzumokusuzumokusuzumoku枯れ葉の落ちる音も響きそうな 暗がりの四畳半に一人 膝を抱えながらも飛び立つ日を 思い描く蛹 まるでお湯を注いで作りあげた 安物で即席の生活 明日の予定さえも夢の中で 慌てて立てる始末  乾いた唇 ボサボサの髪 染みの取れないままのTシャツ 真っ白なスケッチブックだけが 完璧だと主張している  「もっと頑張れ」と言われるその度に 僕の傷口は酷くなるみたいだ 「何が欲しいの?」と聞かれたらすぐさま そいつの全てを奪いたくなるだろう  例え雨が降ろうが槍が降ろうが ひび割れる事もない毎日 指をくわえながらも目覚める日を 思い描く蛹  ささくれた小指 充血した目 虫に食われたままの靴下 壁に貼付けた写真だけが 永遠だと主張している  「もう諦めろ」と言われるその度に 僕は傷口を抉りたくなるんだ 「何がしたいの?」と聞かれたらすぐさま そいつの全てを壊したくなるだろう  爪先の側に 迫る夕闇 僅かに頷く胸の鼓動 次第に麻痺する不安だけが 生き延びろと主張している  「もっと頑張れ」と言われるその度に 僕の傷口は酷くなるみたいだ 「何が欲しいの?」と聞かれたらすぐさま そいつの全てを奪いたくなるだろう 「もう諦めろ」と言われるその度に 僕は傷口を抉りたくなるんだ 「何がしたいの?」と聞かれたらすぐさま そいつの全てを壊したくなるだろう  枯れ葉の落ちる音も響きそうな 暗がりの四畳半に一人 背中のミシン目に気付けないまま 眠りに就く蛹
ノイズsuzumokusuzumokusuzumokusuzumoku空回る換気扇のガラガラ 余りにもうるさいものだから 溜息を一つ置き去りにして 冷た過ぎるドアノブを掴む 駆け上がる屋上でバタバタ 靴を脱いで掲げる白い旗 張り巡らされたフェンスを越えて 両腕を広げてチューニング  募らせた言葉は何処へ 鳥になる覚悟は何処へ 飛ばそう 僕の思いを…  さぁ、ためらうノイズよ 東を隠せ 明日を隠せ そう、この空気を揺らす今だけを信じていろ  爪先でガラクタをガリガリ 汚れて動かない物ばかり そこから伸びていく両足の影 細くて頼りないアンテナ  後ろめたい過去は何処へ 癒えない傷跡は何処へ 送ろう 僕の秘密を…  さぁ、彷徨うノイズよ 西を隠せ 昨日を隠せ そう、この鼓膜に触れる今だけを感じていろ  明日への想像は何処へ 昨日までの記憶は何処へ 叫ぼう 君に届いて!  さぁ、悩めるノイズよ 空気を揺らせ 鼓膜に触れろ そう、この意識に響く今だけは聞き逃すな 嗚呼、求め続けるのは確かに分かる生きている音 嗚呼、自分の声が欲しい! 本当の声が聞きたい! 暴れ出すノイズの中 ささやき始めるボイス
盲者の旅路suzumokusuzumokusuzumokusuzumoku標識もなければ 道なんてたいそうなものもなく たった一つだけの 宝物を握りしめて 探していたのは 汚れなき無垢と安住の土地 あなたのことなど 誰一人として知ることのない場所  「逃げ出しただけだろ」と 後ろの方で聞こえた声に 「そんなことはない」と 低く細くつぶやき返す わずかに震える手 自信の色はすでに蒼白で 今にも立ち止まり 遙か彼方後ろを振り返る  たどり着いた景色はどうだい? それは僕にも見えるものなのかい? 宝物は役に立つかい? それは僕にでも使えるものなのかい?  孤独の旅はただ 途方もなく長く薄暗く 同じような似たような 場面をいくつも越えていた 変わり続けていたのは 頬を撫でる風の行方 笑われてもこの足は 裏切ることなく土を蹴る  たどり着いた景色はどうだい? それは僕にも見えるものなのかい? 宝物は役に立つかい? それは僕にでも使えるものなのかい?  たどり着いた景色はどうだい? それはあなたが描くものだろう 宝物は役に立つかい? それはあなたが磨くものだろう たどり着いた景色はそうさ それは誰にも見えるものなのさ 宝物は役に立つだろう それは誰にでも使えるものなのさ
真面目な人suzumokusuzumokusuzumokusuzumoku光る液晶を睨み付けては 弾くキーボード 擦る瞼 「時は本当に無情なもんだ…」と 知らず覚えた口癖  鞄の中の この不満の種 いつまで隠して 過ごせるのだろう?  叩き付ける拳 ファイルされた未来が散らばる それでも跪き 拾い抱き締める 真面目な人  風にからかわれる様な日々 少し迷えば時代遅れ  他人の肩と ぶつかるその度 諸刃の心が 震え始める  街を暴れ回り 見境も無く叫ぶ妄想 それでも目は閉じず 現実を選ぶ 真面目な人  呆れる程に 求め過ぎた社会 気付けば本物は また闇の中  ひび割れるアスファルト 踵が刻み過ぎたリズム 涙と溜息で 今日も相変わらず曇り空 叩き付けた拳 暴れ回り叫んだ妄想 それでも独りでも 今を歩き出す 真面目な人
週末suzumokusuzumokusuzumokusuzumoku「電車がホームに参ります」雑踏の中響くアナウンス こんな景色どこにでもあるのだろう…  日々に疲れた少年が 背中丸めゆっくり俯いた 虚ろな目に浮かぶのは最後の場所 塾の帰り駅のホーム 人込みを掻き分けて飛び降りる 選び抜いたステージは線路の上  一瞬の静寂の後 巻き起こるざわめきに包まれて 走馬灯に酔いしれるままに 笑みを浮かべ 黒く消える  何を求めて 何を探して 何が怖くて 何から逃げたくて 僕らは今日も 錆びた思いを にわかに見送るだけ…  駅の前では弾き語り 真っ赤なギター掻き鳴らす少女 かすれだした声で歌う最後の曲 どこか物悲しいメロディー 絶望と希望が織り成す街 気付かない溜息さえリズムになる  誰も立ち止まることなく 歌い終えた体を傾けて 傷の消えない白い手首を 強くにらみ 声を上げる  何を叫んで 何を伝えて 何が憎くて 何が愛おしくて 僕らは今日も 慣れた言葉を わずかに繋ぎ合うだけ…  夜を彩るネオンサイン 隙間もなく並ぶ高層ビル 音も立てず瞬いた最後の星 今なら手にできた過去が 仕方ないと諦めた未来が 夢のようにぼんやりと空に揺れる  点滅する青い光 映り込む全てが敵に変わる 不意に溢れる熱い涙も 冷めた十字路の影に染まる  何を掴んで 何を落として 何が正しくて 何が間違いで 僕らは今日も 彷徨いながら 羨む幸せ 繰り返す悲しみ 週末が過ぎる 問いかけながら 思いを見送り 言葉を繋ぎ合い 確かに明日へ歩く…  「人身事故が起きました」喧噪の中響くアナウンス こんな景色どこにでもあるのだろう…
愛しの理不尽suzumokusuzumokusuzumokusuzumoku差し出された未来を眺めて どうにでもなるさと笑った その背中に冷たい手の平 突き落とされたスクランブル  前も後ろも右も左も 肩組みする歯車に取り囲まれて どうにでもなれ!と逃げる背中を “腰抜け”と世間が決め付ける  人はみんな助け合えるから 信じられるさと頷いた その瞳に乾いた一言 追いつめられた扉の前  今日も昨日もきっと明日も 目配せする嘲りに放り出されて 信じられない!と拒む瞳を “可哀そう”とメディアが決め付ける  にじむ夕暮れ 振り返る道 今さら蘇る放課後の残り香 帰りたくない!と流す涙を “子供だ”と社会が決め付ける  笑えばいいさ 馬鹿にすればいい 誰もが語る“普通”にはなりたくない 常識の雨に打たれ呆れて 僕は僕の歌声を決め付けるさ 嗚呼、愛しの理不尽なこの世界よ 嗚呼、愛しの理不尽なその心よ
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