草野華余子「カメレオンの憂鬱」の歌詞一覧リスト

曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
カメレオンの憂鬱草野華余子草野華余子草野華余子草野華余子固く閉ざした瞼の奥に 誰にも知られぬ闇がある 右向け右を汚さぬように 倣って身体を差し出した  人と違うと唾をかけられて はみ出すなと杭を打ち込まれて 紛れ方 覚えたカメレオン  板についてきた迷彩 万全で守る体裁 違和感に気付いても 口に出すのは大罪 上手く馴染めたでしょうか 上手く笑えたでしょうか いつの日か ありのままで 救われることを信じて  鈍色に憂う瞳孔に 映り込む世界は極彩で 真実(ほんとう)の色など 霧の中  強く握った拳の中に 誰にも譲れぬ夢がある その為ならば何も厭わない 誓いが呪いに変わろうと  必要とされる幻想 居場所があるだけ上等 あの頃は良かったと 思うことすら大罪 上手く馴染めたら正解 上手く笑えたら正解 少しずつ着実に 蝕まれて澱むグラデーション  いつしか心まで染められて それでも足りないと塗り重ねて 自分の色 忘れたカメレオン  どんなに繕ったって どんなに着飾ったって 埋まらない 満たせない 泣くことすらも出来ない 誰か本当の私を 色を失くした私を もう一度 抱き締めて 全て赦してくれないか  鈍色に歪むこの世界に 佇む私は一体誰 救いなんて何処にも無かった 死んだように生きる 憂鬱なカメレオン
無意味の意味草野華余子草野華余子草野華余子草野華余子綺麗事じゃ飯は食えないが 妥協妥協じゃ生きてる意味ないな 丁度良いばかり狙ってたら Do the best がまた出せなくなった 相当 飽き飽きしてんだ  油を断たずに 挑み続けることが 如何に困難か 分かった頃には もう空気の純度も 温いベッドも 君の言葉も 全くなんの役にも立たないや  意味のある人生ってなんだ ただの価値観の相違だ 意味の分からん正解探し 生きてるだけ 偉いじゃんね  日本(ここ)は 天国か地獄か なんでもいい もう眠りたい 安息の地は 一体何処だ ブルーライトに追い掛け回されて  意味 意味は何処 意味 意味探し 魑魅 魑魅魍魎 ハイエナの群れ 意味 意味は何処 意味 意味探し 砂糖に集う 蟻のような愚行  偉い人は強く言いました “譲歩出来なきゃ代わりが居るからさ” 才能も代行? 臭いものにはすぐ蓋をして 同情した演技(フリ)が得意なもんだ 早々 一抜けしてお暇します  意味のある瞬間っていつだ 毎度考えてられっか 味の分からん 強い酒飲んで 倒れたい日もあるじゃんね  日本(ここ)じゃ 媚びなきゃ不正解? なにもよくない もう眠れない この憂鬱の 出口は何処だ サーチライトで必死に探し出せ  誰かの正解(こたえ) なぞり生きても まさに無意味だと 分かった頃には 空気の純度も 温いベッドも 君の言葉も なんの役にも立たなくて愛おしいや  意味のない人生に乾杯 自分次第でオール挽回 意味の分からん正解なんて 燃えるゴミの日に出しときゃいい  食らえ 起死回生のワンパン しょうもない今日も 笑いたい 安息の日は 当分ナシだ! スポットライト 必死で駆け抜けろ  “Nothing is wasteful for our lives.”  君の自由さ  意味 意味 無意味 それまた一興 Eeny, meeny, miny, moe 僕の自由さ 意味 意味 無意味 それまた一興 Eeny, meeny, miny, moe それまた一興
白いリコリスの咲く頃に草野華余子草野華余子草野華余子草野華余子くたびれたTシャツの裾を 踏み潰したスニーカーの踵を あと何回 思い出したら 貴方は過去になるのかな  アスファルトを揺らす陽炎 通り雨の面影も消えて 賑わう街は 夏の匂いに染められて  繰り返す 日々塗り変わる 心の色彩 それでも 鮮明な あの日の青  風が吹くから 貴方を思い出すから 一番近くで見ていてねと 願った 夏が来るから 貴方が口ずさんでいた あのメロディ 流れ出す ここにある 離れても ここにある  今年も 夏が来るんだな  あの曲がり角を曲がったら? 駅前の本屋覗いたら? 分かっているよ “馬鹿みたいだ” と 貴方は笑うかな  胸を刺す痛みも 溢れ止まらない喜びも その全てが 貴方の記憶が かけがえのない奇跡  こんなに誰かを 大切に思うこと こんなにも 朝焼けが綺麗なことを知った  貴方に出逢い 世界は色を変えた いつまでも いつまでも 忘れたくない それでも こんなこと言ったら 貴方はきっと笑うだろうな あのメロディ いつまでも ここにある いつまでも ここにある  今年も 夏が来るんだな
夏と肉じゃが草野華余子草野華余子草野華余子草野華余子じゃがいも買うのを忘れて 隣町スーパー引き返して 通りの薬局は水曜ポイント5倍デーだってことを思い出した 美味しそうな珈琲屋さん 入ってみようって 小走りに駆け出す君 追い掛けた うだるような、あの夏  みりん 醤油 “甘すぎるのは駄目なのよ” 砂糖 和出汁 “水は様子を見ながらね”  深夜バイトの帰り道 よくお土産に買ってたケーキは 2回目の夏を過ぎた頃から 少しサボり気味になってしまっていた 何処で掛け違えたのボタン 知らない間に遠のいてた距離感 いつまでも 変わらない そう思ってた  人参 玉ねぎ “お肉は一口大に” じゃがいも いんげん “そうね、白滝はお好みで”  よく分からない強がりで いつしか本音言えなくなってた 美味しいもありがとうもごめんねも おざなりのまま月日巡っていった 3年目の夏を前に 君は荷物まとめて出て行った ひとり 時が止まった僕を置いて もうすぐ秋が来る  歩き煙草のついでじゃなくて スマホ片手 相槌じゃなくて ちゃんと君を、ちゃんと君を、なんてもう今更 テレビ観ながらなんかじゃなくて どうしてもっともっと あの時 知らなかった 台所で背を向け 泣いていたこと  じっくり コトコト “弱火で10分弱よ” やっと完成 でもね 何かが足りないよ  じゃがいも買うのを忘れて 隣町スーパー引き返して 通りの薬局は水曜ポイント5倍デーだってことを思い出した 美味しかった珈琲屋さん もうすぐ閉店してしまうみたいだな 思い出す 戻らない、あの夏  じゃがいもの芽は ピーラーのちっさい円でくり抜くってことも 誰かを愛しく思うこの気持ちも 君に出逢うまで知らなかったな シンクに立てかけた器は 今はひとつ ぽつりと寂しそうに 空っぽの明日を ただ待っている
Rub-a-dub-dub草野華余子草野華余子草野華余子草野華余子そつなく忙しなく 省みる余裕なく 知らないうちに溜まる埃とストレス 週末まではこの状態でも忍耐 やれ忍耐 かくて何度も何度も積み重ねた末 胸中に黄ばみ黒ずみ  サッとクリーナーで消えそうな信頼・愛・友好 もうそんなのは要らん 一般論と先入観で 無理強いする惰性の幸福 限界来たわ お掃除  どうにも二進も三進もいかん 饒舌な妄言も正論も好かんわ Rub-a-dub-dub, Rub-a-dub-dub 掃除機で吸い込めたらいいのに 解せん あっちもこっちも不潔 理不尽なクレームに納得いかんわ Rub-a-dub-dub, Rub-a-dub-dub 雑巾で拭き取れたらいいのに  ハウスダストか?噂か?止まらぬクシャミ 不調の理由(ワケ)は極度な潔癖 漂白 やれ漂白 来週までに何とか綺麗にしたい この感情 どれを捨てても棄ててもきっと困らない 心中 ガラクタで落胆  ネームバリューで買えそうな安心・価値・評判 もうそんなのは要らん 感情論の不平不満で 効率は超右肩下がり よし まとめて粗大ゴミ  どうにも二進も三進もいかん 曖昧な態度も状況も好かんわ Rub-a-dub-dub, Rub-a-dub-dub 洗濯機で回せたらいいのに 解せん あいつもそいつも不快 不良品のレッテル 堪忍できんわ Rub-a-dub-dub, Rub-a-dub-dub 再利用して 使えば良いのに  どうにも二進も三進もいかんわ 饒舌な妄言も正論も好かんわ どうにも二進も三進もいかんわ 曖昧な態度も状況も好かんわ  もういっそ全部 棄てられたらいいのに
ドミノ倒し草野華余子草野華余子草野華余子草野華余子建前とはいつも裏腹に 湿りきった心持て余し 眠りについた街は 後味の悪いキスを微塵も咎めない 明白(あからさま)な誤魔化しは枯れて 逃げ場もなくピントの合う視線 予定調和の二人 照らすのは滲んだネオンライト どちらが惚れたや腫れたとか くだらない話は もう後にして Can't stand now touch touch touch on you crash crash crash in your heart heart heart baby もう戻れない reach reach reach on you bad bad bad in your arms arms arms baby もう戻れない 刺激的な夢の後味は 気の抜け切ったサイダーより不味い 不可逆だと気付いた時には もう祭りのあと だって抗ってたって もう仕様がない 欲しくなるのは自然で 仕様がない 心まで誤魔化さないで ちょっと燃え尽きるぐらいなら良いんじゃない? 流れ流され 溶け合うOvernight 眩む世界 今夜ぐらい構わない Can't stand now touch touch touch on you crash crash crash in your heart heart heart baby もう戻れない reach reach reach on you bad bad bad in your arms arms arms baby もう戻れない さながら まるでドミノ倒しよ 呆気なく縺れて堕ちるだけだ touch touch touch on you crash crash crash in your heart heart heart baby もう戻れない 人生なんて所詮 上がり下がり激しいジェットコースター それなら乗りこなしたい リスクも噛んで砕いたら Taste so good 人生なんて所詮 思い通りにならない Bad comedy それなら楽しんでたい C'est la vie C'est la vie, lady 触れれば分かると貴方は言う 触れても足りないわたしは もう何処にも 行けない行けない 行く宛もない だけどきっと もう戻れない Can't stand now touch touch touch on you crash crash crash in your heart heart heart baby もう戻れない reach reach reach on you bad bad bad in your arms arms arms baby もう戻れない さながら まるでドミノ倒しよ 呆気なく縺れて堕ちるだけだ touch touch touch on you crash crash crash in your heart heart heart baby もう戻れない
Room305草野華余子草野華余子草野華余子草野華余子昨日と同じ部屋の中 昨日と同じわたしだな いつかの自分に負い目を感じている 例えば突然誰か来て この部屋片付けてくれたならなんて 馬鹿馬鹿しい妄想 ビールで流し込む  「最近アイツ彼女が出来たって」 「どこどこのバンドメジャーデビューするんだってさ」 ああ違う、そんなこと知りたいんじゃない 教えて ほんとうのわたし  まだ泣けない まだ泣けない 全然何もやり遂げてないから このままじゃ いつまで経っても ただ生きているだけだ 胸が痛い まだ終われない 何の恩返しも出来てないのに 片付かないの、気持ちとこの部屋  「夢を語っていたあの人は 疲れて仕事を休みがち どうやら恋も上手くいってないらしい」 誰かの不幸を糧にして 今宵も地球は回ります なんて下らない優越感 電源、落とします  「何処か遠くへ逃げ出したい」なんて 何処にも行くあてなんてない癖にね、弱虫 ああ違う そんなのは言い訳じゃない 隠した ほんとうのきもち  まだ泣けない まだ泣けない 全然何もやり遂げてないから このままじゃ いつまで経っても ただ生きているだけだ 胸が痛い まだ終わらない旅の途中で 迷い傷付くたび思い返す 日当たり良いあの部屋  帰りたい けど帰れない 何も知らなかったあの頃  だから泣けない まだ泣けない 色んなものを失いながらでも あの日々の想いを胸に ただ生きていたいだけだ 胸が痛くたって逃げない いつかの自分に 恥じないように 振り向かない、と 扉を閉めた  少し散らかったあの部屋が 何故か恋しくて泣けてくる あの頃のわたしは もう今居ないけど
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