Mステ効果で、アカシック&My Hair is Badの楽曲がアクセス急上昇!

 最近、音楽番組の相次ぐ終了で“新曲披露”の場が激減しているためプロモーションは完全にスマホへ移行してきているとのニュースがオリコンで掲載されておりました。たしかに『Love music』『バズリズム』『関ジャム 完全燃SHOW』『魁!ミュージック』『CDTV』など、レギュラー音楽番組はいくつかあるものの、いわゆる“ゴールデンタイム”で観られる番組は『ミュージックステーション』のみ。でも、だからこそこの唯一の番組の価値は大きく、その影響力もバツグンなのです。
 
 先週5月20日放送のMステ出演者は、きゃりーぱみゅぱみゅ・A.B.C-Z・back number・aiko・DAIGO・嵐の6組でした。それぞれ、自身の楽曲を披露しその新曲のアクセス数も上昇したのですが、一方で、番組内での【アーティストが選んだとっておきの切ない1曲】という特集で出演者がセレクトした楽曲も大きな注目を浴びております。
 
 “DAIGO”はBOOWY「MEMORY」、“A.B.C-Zの橋本良亮”はback number「世田谷ラブストーリー」、“きゃりーぱみゅぱみゅ”はクリープハイプ「憂、燦々」、嵐メンバーは、“松本”が椎名林檎「ありあまる富」、“櫻井”がm-flo loves YOSHIKA 「let go」、“相葉”が三木道三「Lifetime Respect」、“二宮”がIAオリジナル曲「六兆年と一夜物語」ピアノver.、“大野”が松山千晴「白い花」をセレクト。そして、歌ネットでとくに歌詞のアクセス数が急上昇したのは“aiko”&“back number”のイチオシ曲!

“ブラジャーのホックを外す時だけ
心の中までわかった気がした
携帯なんて出なくていい
いつの間にか
時間が止まればいい
翌朝、君は先に出ていった
僕にと、鍵、残して

夕立ちの止んだ街が近付けた
ただ陽が落ちた、下北は地下のライブハウス
いつもは冷たくするくせに
二人の時は優しくするんだね
君は言う「あなた、犬みたいでいい」って”
『真赤』/My Hair is Bad

 新潟県上越市出身の3ピースバンド“マイヘア”ことMy Hair is Badのこの曲をセレクトしたのはback numberの清水依与吏。冒頭から鮮烈なフレーズで始まる『真赤』の歌詞は、自身の恋愛スタイルとも似ており「女性の尻に敷かれる男性の気持ちをよくぞ言ってくれた」とコメントしておりました。そんなマイヘアの『真っ赤』は放送翌日、歌詞デイリーランキングの5位に登場!さらに、週間ランキングでも圏外から22位まで急上昇しました!なお、My Hair is Badは5月11日に3rd Single『時代をあつめて』でメジャーデビューを果たしたばかり。ラブソングの作り手・若手No.1の清水依与吏も注目の彼ら…、今後の活躍が楽しみですね!

“君の愛情が欲しかった でも間違えたんだな
8ミリフィルムにして欲しかった だけど
今なら分かったよ
ラブストーリーはこんな嘘つき趣味じゃない

寝る前にちょっと考えた 超好きだったんだな
誰かと結婚なんてしないで忘れないで
正直言うけど
ステレオタイプな未来は全然似合ってない
君の才能が欲しかった 超好きだったのにな
あたし一人で桃食べて
最速で離れてあげるいいよ
映画見るわ”
『8ミリフィルム』/アカシック

 さらに、最もアクセス数を伸ばしたのはaikoがセレクトした5人組バンド“アカシック”のこの曲!アカシックは、2015年6月にミニアルバム「DANGEROUS くノ一」でメジャーデビュー!放送翌日の歌詞デイリーランキングではなんと2位に登場!週間ランキングでは8位まで上昇しました。aikoは『8ミリフィルム』を自身の恋愛観とピタリと重なった別れの曲として紹介。歌詞の<君の才能が欲しかった 超好きだったのにな>という部分について「相手の才能を尊敬して惚れる部分が自分と似ていて共感した」とコメントしておりました。“尊敬”や“憧れ”こそが“恋心”に繋がる感覚、わかりますねえ…。もともとaikoの大ファンだというアカシック・ボーカルの理姫はTwitterでも言葉にし尽くせないほどの喜びを綴っておりました。

 音楽番組の激減で、とくに“新人アーティスト”は新譜のプロモーションが難しくなってはおりますが、このようにアーティストがアーティストを紹介するという形も大きな影響力を生むことがわかりますね…!これがさらなる大飛躍のきっかけになる可能性も十分にあります。だからこそ、何よりただ純粋に<良い曲>を作ることが大切であり、本当に<良い曲>はふとしたところでちゃんと日の目を見るようにできているのかもしれません。アカシック&My Hair is Bad、これからも大注目です♪