あのね、どうか少し聞いてほしい言葉がある。

あのね どうか少し 聞いてほしい言葉がある
何度も書き足していくたびに
キミ想ってた 今さらのラブレター
「恋」/GReeeeN

 愛し<君>へ、大切な手紙を読み伝えるかのように幕を開ける歌…。2018年4月11日に“GReeeeN”がリリースするニューアルバム『うれD』に収録される新曲です。歌ネットでは歌詞先行公開中!注目度ランキング(3月29日付)の1位も記録しております。さて、この曲は、4月27日から公開の桜井日奈子×吉沢亮ダブル主演映画『ママレード・ボーイ』主題歌として書き下ろされました。
 
 ちなみに【ママレード】とは、オレンジなどの柑橘系果実の皮と実を煮詰めたジャム。甘さとほろ苦さのバランスが絶妙です。そして物語は、ヒロイン(桜井日奈子)と、まるで【ママレード】のように甘くクールな彼(吉沢亮)が、突然のシェアハウスをスタートさせるところから展開してゆきます。トキメキの毎日からはじまった、とまらない恋の、ありえない行方…。今日のうたコラムでは、そんな『ママレード・ボーイ』を彩るラブソングをご紹介いたします!

まず どんな時も いつもそばに居たいんだよ
キミの好きなものや苦手とかも
ボクに教えてほしいことだらけなんだ

いくつになってもキミのこと
大好きなボクで居られるけど
キミはどうだい きっと後悔 なんてないように
満天の星空に願いを込めて今、、、、
「恋」/GReeeeN

 これまで<何度も書き足して>きたラブレター。歌詞は、想いを綴り続けてきたその時間の流れに沿って、二人の「恋」の変化も伝わってくる内容となっております。つまりこの冒頭フレーズは、恋し合ったばかりの頃の<ボク>の気持ちです。だからこそ<まず>は、教えてほしいことだらけの<キミ>のすべてを知りたくて、わかりたくて<どんな時も いつもそばに居たいんだよ>と願っているのでしょう。

 さらに、この段階ではまだ二人の「恋」の行方に、自信を持ちきれない<ボク>の姿も見えてきますね。ゆえに<大好きなボクで居られるけど キミはどうだい>と、言葉に“けど”の不安がついております。また、相手から永遠の<大好き>を確信できなくても、ただただ<満天の星空に願いを込め>ることくらいしかできなかった模様…。しかし、歌が進むにつれ<ボク>も「恋」もパワーアップしてゆくのです。

キミが落ち込む日は きっとボクが笑わせるから
もしも迷う時にはボクが全部信じてるから
2人で泣ければいいな

いくつになってもボクのこと
大好きなキミで居られるように
キミの隣 支えとなり 歩いていこう
今弱い気持ち終わり同じ道へと『愛』
「恋」/GReeeeN

 歌冒頭の<いつもそばに居たいんだよ>とは“願望”でしたが、中盤の<ボクが笑わせるから>や<ボクが全部信じてるから>というフレーズに込められているのは“意志”と“覚悟”ですよね。それに伴い、以前の不安も変わりました。今は、星空に願うだけではなくて<いくつになってもボクのこと 大好きなキミで居られるように>強い気持ちを持って<キミの隣 支えとなり 歩いていこう>と胸を張って伝えているのです。何故なら、二人はもう「恋」をしながら『愛』という<同じ道>を歩んでいるから。

年月を重ねていつか
書いた文字も見えなくなっていくでしょう
そんな時は その掌(てのひら)に指で描く 愛の言葉

いくつになってもボクらなら
大好きな2人で居られるから
逢いたいまま 愛が今は 言葉になって
ああそばにいて
終わりない愛(うた) キミへのラブレター

この世界中で出逢えたキミへの恋(うた)
「恋」/GReeeeN

 そして、ラストでは<年月を重ねていつか 書いた文字も見えなくなっていく>ほどの遠い未来にまで想いが馳せられております。でも、何があっても、どんな形でも、絶えず<愛の言葉>を伝えてゆこう。<いくつになってもボクらなら 大好きな2人で居られる>。そんな揺ぎない“決意”と愛する“自信”が感じられますね! その<終わりない愛(うた)>のため、二人は今日も<恋(うた)>を重ね続けてゆくのでしょう…!
 
 尚、この歌は時間の流れに沿って、二人の「恋」の変化も伝わってくると前述しましたが、ラブレターに綴られている初心も一生モノ。もし倦怠期に陥ってしまうときが来たなら<まず どんな時も いつもそばに居たいんだよ>と綴っていたあの頃を思い出してみることも、大切なのかもしれません。今、そばにいる大切な人と、永遠に“愛”を紡いでいくことを願いながら「恋」をしているあなたへ。GReeeeNの歌声が届きますように!