平凡を許してくれない水槽で、どんな風に気持ち良く泳げたら。

太陽が射しこむ街で目を覚ます
情報を掻き分ける熱帯魚
平凡を許してくれない水槽で
どんな風に気持ち良く泳げたら
「TOKYO GIRL」/Perfume

 現在、毎週水曜に放送されている大人気ドラマ『東京タラレバ娘』の主題歌は、2月15日、約1年4ヶ月ぶりに“Perfume”がニューシングルとしてリリースする「TOKYO GIRL」です♪ 歌ネットではリリースに先がけて歌詞の先行掲載がスタート!じわじわとアクセス数を伸ばしております。このドラマは、「〜したら」「〜してれば」と“タラレバ話”をこぼしながら呑み屋で女子会ばかり繰り広げているアラサー独身女性3人(吉高由里子・榮倉奈々・大島優子)の物語。

 主題歌「TOKYO GIRL」の<平凡を許してくれない水槽で どんな風に気持ち良く泳げたら>というフレーズにも“たら”が入っていますねぇ。なかなか平凡な幸せを手に入れることができず、不安で焦っている女性の窮屈さが伝わってくるようです。<太陽が射しこむ街で目を覚ます>というのは、どんどん幸せになっていく同年代たちの輝きを目の当たりにして己の現状に気がついたということでしょうか…。そんな現実と一人きりで向き合うよりも、夜な夜な集まって仲間と呑んだ暮れるほうがよっぽど楽しいというタラレバ娘たちの気持ち、よくわかります。
 
 ただ、そこにザクザクと言葉の矢を突き刺すのが、坂口健太郎が演じるイケメンモデル・KEYです。「一生女同士でタラレバつまみに酒飲んでろよ」、「女子会ばっかやって騒いでるからダメなんだ」…と。とにかくタラレバ娘3人は、第3話まで彼に言われっぱなし、イライラしっぱなしでした。しかし先日、ついに第4話でヒロイン・倫子(吉高由里子)は、KEYに対して「あんたこないだ言ったよね。女子会ばっかやって騒いでるからダメなんだって。アレ違うから」とぶちギレ、そのセリフが印象的だったのでご紹介いたします。

あたしがタラレバばっか言ってるのも
恋愛対象以下のダメ女になったのも
女友達のせいじゃない。
むしろダメダメな人生だけど
あの二人がいてくれたから
楽しかったんだよ。
あいつらがいなかったらあたし
きっと蝉の抜け殻みたいになって
クソつまんない人生過ごしてたと思う。

女同士つるんでるからダメだ。
つるんでる女はイイ女じゃない。
バカ言わないでよ
アレが楽しいんじゃない。
だからあたしは、これからもつるんでやる。
(ドラマ『東京タラレバ娘。』第4話より)

 「そのとおり!」と言いたくなる、非常にすっきりするセリフでした。恋愛がうまくいかなくたって、仕事がダメダメなときだって、それが友達との“ネタ”になるから救われるようなところがありますよねぇ。さらに、『東京タラレバ娘』を観ているとわかるのですが、彼女たちは“タラレバ”言っているからといって現実から逃げているわけではありません。3人で散々呑み語ったあと、1人になるとそれぞれ真っ直ぐに自分と向き合っているのです。ちゃんと闘っているのです。女子会はその唯一の息抜きの場、なのではないでしょうか。

Lighting Lighting 照らして
Singing 今日も着飾って
ハッピー Feeling good 見渡して
めいっぱいに手を伸ばして

踊れ Boom Boom TOKYO GIRL
色とりどりの恋
Let us be going! going! BOY
Kawaiiと駆ける未来
踊れ Boom Boom TOKYO GIRL
廻る街 メリーゴーランド
彩りのサラウンド 奏でるわ
ここにいるあなたへ

夢見るTOKYO GIRL
「TOKYO GIRL」/Perfume

 そして、そんなタラレバ娘たちを、すべての女性たちを、照らすようにエンディングを飾るのがこのPerfume「TOKYO GIRL」なのです。ドラマ『東京タラレバ娘』で視聴者の方々にも刺さる言葉の痛さも、吹き飛ばしてくれるような明るく前向きなサウンドと歌詞。また、この曲のMVも今の自分に自信を持たせてくれて、背中を押してくれるような映像作品となっておりますので是非、チェックしてみてください!さて、“タラレバ”話で盛り上がりながらも、明日からまた頑張っていきたいですねっ。

◆ニューシングル「TOKYO GIRL」
2017年2月15日発売
【初回限定盤】 UPCP-9015 ¥1,900(tax in)
【通常盤】 UPCP-5009 ¥1,450(tax in)

<収録曲>
1.TOKYO GIRL
2.宝石の雨
3.TOKYO GIRL - Original Instrumental -
4.宝石の雨 - Original Instrumental -