仕事も順調で楽しいけど、周りの幸せを祝ってばかり…。

 今期のドラマが続々とスタートしましたが、とくにSNSで話題になっているのは水曜ドラマ『東京タラレバ娘』ではないでしょうか。今作は、東村アキコさんの超人気コミックをドラマ化したもの。あの時、あーだったら、もっと、こーしてれば、付き合っていたら、別れていなければ、とそんな“タラレバ”話をしながら女子会で飲んでばかりいたら、あっと言う間に30歳…。という独身、彼氏ナシの女性3人の姿を描いており、とにかく放たれるセリフひとつひとつが、ザクザクと刺さるのです…。
 
 1話では坂口健太郎が演じるイケメンモデル・KEYからの「一生女同士でタラレバつまみに酒飲んでろよ」「いい年した大人は自分で立ち上がれ。もう女の子じゃないんだから、おたくら」なんて言葉も痛かったですが、それなら“仕事で…”と立ち上がろうとしたのが2話。脚本家のヒロイン・倫子(吉高由里子)は、「恋がダメなら仕事で!」と精を出します。ところが突然、ドラマの仕事から降ろされ、若い女性脚本家に担当を変わられてしまうのでした…。そこで初めて「女怠けてるツケが仕事に来るとは思ってなかった」…と途方に暮れるのです。
 
 もちろん人の幸せはそれぞれですので「自分の人生は仕事だけで満足!仕事が伴侶!」という方はそれで良いでしょう。しかしそうではなく今、恋愛からわざと目をそらしている方はおりませんか?本当は恋をしたいのに何かを言い訳にしている方はおりませんか?その中途半端さのツケは倫子同様、いつか仕事にも回ってくるかもしれませんよ…。そこで、今日のうたコラムでは“こんな私でも恋したいの!”という思いを抱えながらも、毎日の仕事を頑張っているあなたに聴いていただきたい新曲をご紹介いたします!

仕事も順調で 楽しいけど
周りの幸せを 祝ってばかり

小さくつぶやいた このままでいいの?
ずっと一人?嫌だ!!
蘇る恋心
「My Only Lover」/青山テルマ

 今年9月にデビュー10周年を迎える“青山テルマ”が2017年2月8日にリリースするデジタルシングル「My Only Lover」です。作詞は青山テルマ本人。20代後半〜だんだん、どんどん、周りの結婚や出産のニュースが飛び込んできますよね。FacebookやInstagramでの【ご報告】などなども…。そうするとどんなに今が充実していても、ただ恋をしていないというだけで<このままでいいの? ずっと一人?嫌だ!!>という焦燥に掻き立てられる気持ち、とってもわかります…。しかし、この歌の主人公はそこで逃げるのではなく再び“恋”と向き合うことを決心するのです!

こんな私でも
恋したいの
まだ遅くないはず
たまには自分の幸せにすべて賭けてみるの
こんな私だって
恋してるの
この魔法が消える前に
伝えよう
好きです
My only lover
「My Only Lover」/青山テルマ

 <まだ遅くない>、<自分の幸せにすべて賭けてみるの>、力強いフレーズですね…!尚、青山テルマはこの曲について「どんな時でも、年齢関係無く、心のときめきを忘れたくない!!メイクをした時に感じて欲しい気持ちを込めて、キラキラ可愛く、女の子らしい曲を久しぶりに書いてみました。なので、この曲を聞く度にちょっと心が明るくキラキラ輝くはず!!」とコメント。
 
 ドラマ『東京タラレバ娘』を観ているとわかるように、大人になればなるほど“恋”は難しく複雑になっていくことでしょう。面倒くさくもなってゆくのでしょう。でも、だからこそ忘れてしまいがちなキラキラした気持ちを思い出す魔法をかけてくれるのが、この青山テルマ「My Only Lover」という楽曲なんです。そんなラブソングが、幸せになるために奮闘するあの3人のタラレバ娘にも、現代を生きるすべてのタラレバ娘たちにも、届きますように…!