IMALU「ドン底の時に救われた…」折れた心に沁みる曲、歌詞急上昇!

“他人のせいにしてた
叶わない恋や夢は
ポケットにしまってた
何か 始めようと思うけど
「チャンスがない。」愚痴ってた”
【すべてへ/19】

 このフレーズにどこか胸が疼いてしまう人はいませんか? 恋愛、学校、仕事、自分で選んだはずの道なのに「本当にやりたかったことはこれなのかな?」「このままでいいのかな?」と迷い、歩みを止めてしまうようなことってありますよね。

 タレント・歌手のIMALUも、海外留学をしていた10代の頃、そんなドン底時代を過ごしていたことを「行列のできる法律相談所」番組内で明かしました。ホームシックになり、大好きな洋楽すら聴けなくなってしまった…。そんな彼女が、日本語を求めて日本の曲を聴くようになったとき、その心を救ったのは、19の「すべてへ」だったそうです。歌詞が当時の心境のすべてにフィットしていたと語りました。

“風が吹かないそんな場所でも
ぼくたちが走るなら 感じる事が出来る
吹くだろう風 なんて待つなよ
無いものをなげくより つくればいい 風だって....”

 番組には、ゲストとして19の岡平健治ご本人も登場!「すべてへ」の制作秘話を聞くことができました。実は同曲の制作時、メンバーの3人もまさに悩んでいたそうなんです。それは「すべてへ」の前作「あの紙ヒコーキくもり空わって」が大ヒットしたゆえに、ものすごいプレッシャーの中で次の曲を制作していたから…。「すべてへ」はそんな苦悩の中で、3人が一生懸命に作った思い出の曲だとのこと。そしてその楽曲は、当時、IMALUをはじめ、たくさんの10代の心に届き、今でも多くの人に愛される曲となりました。

 放送後にはSNSで「久々に聴いたけどやっぱりいい曲…」「改めて歌詞を読んでみて泣けた」など、番組をきっかけに19「すべてへ」が注目され、歌ネットでも歌詞アクセス数が急上昇!19はすでに解散してしまっているグループなので“復活”を求める声も上がっていました。なかには「中学の頃よく聴いてた!」「自分もこの頃はバンドをやってたなぁ」など自分の過去を思い出す人も。ときに音楽はそんな心の奥底で眠っていた思い出を、そっと呼び起こす役割も果たしてくれますよね!