新ミュージックビデオ「メルシー」を公開!

 昨年末、MV「TOKIO LIAR」公開に加え、COUNTDOWN JAPAN 17/18出演を果たしたロックバンド“神様、僕は気づいてしまった”が2018年の始動を告げる新MV「メルシー」をYouTubeに公開した。このMVは、株式会社リクルートホールディングスの企画「Follow Your Heart & Music Presented by RECRUIT」の特設サイトにも公開された。

 楽曲を聴いた人やMVを見た人が一歩踏み出して「挑戦」したくなるような作品というテーマを元に制作。その際に、「神僕」自身が希望するクリエイターとコラボレーションできるということで、Facial mapping (from P.I.C.S.)と一緒に作品を作り上げた。

 人の顔をスクリーンとして、独自のセンサーカメラとリアルタイムレンダリングシステムによって人の顔の動きに合わせたインタクティブな映像がプロジェクションされる最新技術、それが“フェイシャルマッピング”である。

 今回の作品では、世界初となる「モバイル・フェイシャル・プロジェクションマッピング・システム」を実施。人物の周りに半円のドリーを引き、その上をプロジェクターとセンサーカメラ、さらに撮影のカメラが同時に動くことで、人物の動きに、さらにシンクロさせた映像を抑えることに成功した作品となっている。

 これまで、人の顔という動体に対してのリアルタイム3Dプロジェクションを実現してきたFacial Mappingだが、プロジェクターの光が届く範囲やフォーカスポイントが限定されるため、人物が大きく動いたり、撮影のカメラが人物のサイドに大きく回り込むことができなかった。

 今回は、「神僕」のマスクとメンバーの演奏時の勢いをそのまま閉じ込めるために、「パフォーマー」・「センサーカメラ」・「プロジェクター」・「撮影カメラ」を同時に動かすという「挑戦」は、ミュージックビデオに限らず世界初の試みとなった。MVの内容も自分ぎらいの少女を主人公とした「神僕」なりの「挑戦」の意味が込められたストーリーとなっている。

<Facial mapping (from P.I.C.S.) コメント>
今回のMVでは、人間の顔へのマッピングシーンと、メンバーのマスクへのマッピングシーンが共存しています。これまでの顔面へのマッピングは、ある人物の顔をデジタル信号に置き換えることによって、その人の感情、人格、アイデンティティを再現、あるいは乗っ取っていく、というものでした。一方で、メンバーのマスクへのマッピングは、FMチーム初の試みとなりました。それは、これまでの、「人格を乗っ取る」というプロセスとは逆の、「無機質なマスクに感情を与える」というアプローチとなりました。無感情のマスクがアニメーションによって動き出し、メンバーの躍動感ある音楽、動きとシンクロする、その「命が吹き込まれる瞬間の奇妙さ」を引き出すことは、FMチームとしても新たな「挑戦」となりました。

ニュース提供:ワーナーミュージック・ジャパン