映画『海よりもまだ深く』とのコラボが生んだ7年ぶりシングル発売!

 “ハナレグミ”がシングル『深呼吸』を5月25日に発売することを発表した。表題曲は、映画『海街diary』 『そして父になる』などで知られる是枝裕和監督の最新作にして、第69回カンヌ国際映画祭への正式出品も話題となっている『海よりもまだ深く』(5月21日(土)より全国ロードショー)の主題歌として書き下した新曲。
 
  是枝監督が今回特別な思いを込めて送りだすのは、“なりたかった大人”になれなかった大人たちの物語。主演は阿部寛。叶わぬ夢ばかり追い続ける情けない男・良多を、ときに可笑しく、ときに切なく、チャーミングに演じている。そんな良多に愛想を尽かした元妻に真木よう子。そして、良多の人生を穏やかな眼差しで見つめる母に樹木希林。さらに、小林聡美、リリー・フランキー、池松壮亮、橋爪功ら豪華キャストが揃った。台風の夜に集まった元家族。嵐が去れば、またそれぞれの日常に戻ると分かっている彼らの想いが交錯し―。“海よりもまだ深い”人生の愛し方を教えてくれる、心に沁みる感動作がここに誕生した。
 
 また、ハナレグミがシングルとして作品を発売するのは、2009年の『光と影』以来、実に7年振りで、今作には5曲を収録。ジャケットアートワークは、永積が描いた自画像を使用したデザインとなっている。表題曲のほか、ハナレグミ自らが担当した『海よりもまだ深く』の劇中音楽から発展した新曲「あるてぃすと」、映画挿入曲として使用されているテレサ・テン「別れの予感」を秀逸なバンドアレンジでカバー、カラオケバージョンも収録、作品全体が映画とのコラボレーションにより生まれた内容となっている。
 
 さらに、昨年8月に発売したアルバム『What are you looking for』では即完売となった初回限定盤と同様に、今作にも初回限定盤が用意されており、ボーナストラックとして今年開催されたライブツアー『Tour What are you looking for』からのライブ音源、「大安」「光と影」「おあいこ」の3曲が収録される。

<是枝裕和監督 コメント>
ハナレグミさんには、砂田麻美監督の『エンディングノート』でご一緒させていただいたのが、最初です。その時から、いつか自分の監督作品で、音楽を、と考えていましが、今回夢が叶いました。録音スタジオにお邪魔した時、まだテーマ曲の『深呼吸』は、ほとんど歌詞はできていませんでしたが、そのメロディーラインを一度聴いただけで、身体が震えるほど感動しました。出来上がった曲は、もう、映画の描いていない主人公の過去や未来をも感じさせてくれる名曲で、この歌で映画が締めくくれることを本当に嬉しく思っています。

<ハナレグミ コメント>
主人公の良多と一緒に、うつむいたり 空を見上げたりしながら曲を書きました。「なりたい大人になれたかい?」その問いが僕の手の中にも残りそして また一つ 深呼吸。この映画に参加できて、とても光栄に思います。

◆ニューシングル『深呼吸』 
2016年5月25日発売
初回限定盤  VICL-37175 ¥1,400+税
通常盤 VICL-37176 ¥1,200+税

<収録曲>
1. 深呼吸
2. あるてぃすと
3. 深呼吸(遠慮すんなよミズノ買ってやるよ ! ver.)
4. 別れの予感
5. 別れの予感(カラオケ)