キューンレコードへの移籍が決定!

 1991年9月にシングル「Heven」でメジャーデビュー、90年代&00年代と音楽のみならずカルチャー・シーン全般を牽引してきた日本を代表する女性アーティスト“Chara”。現在、彼女のデビュー20周年を祝う「Very Special」と題された全国ツアー(全14公演)が展開されているが、14日に行われた東京・SHIBUYA AX公演で、彼女の口からキューンレコードへの移籍が発表された。

 「今日は重大発表があるんだけど、何だと思う?Charaはキューンレコードに移籍します!スタッフ、来てる?(笑)よろしくね〜」

 ライブは全編2時間半のボリューム、「Very Special」というタイトル通り、20周年を祝うべく「とても特別な」選曲で構成されており、満員の会場は一瞬のうちにCharaの色に染められていった。

 20周年ということもあり、久々に演じられる「名曲たち」のフレーズに彼女の「声」が重なると、会場のそこかしこで涙するファンたちの姿が垣間見えた。20年間フロントラインを駆け抜けてきた「希有なオリジネーター」だからこそ、こういった光景を紡ぎだせるのだと納得させられる楽曲たちが続いていく。

 「長く続けることは大変。長く続けてきたからこそ与えられる役割といのもあると思うの」

 シンプルではあるが、そんな彼女の言葉が、非常に印象に残る。また、職人的なバンドの、的を得たサポートも特筆すべきところ。すべての空が、素晴らしいサウンドの中で、美しく澄み渡っていった夜だった。

 12月26日(月)にはツアー・ファイナルとなる東京・渋谷公会堂での公演も控えている。