「クリスマスの約束2011」24組42人のアーティスト28分58秒の大メドレー!

 11月30日(水)千葉県幕張メッセ(イベントホール)にて、TBS「クリスマスの約束 2011」の収録が実施された。

 「クリスマスの約束」とは、アーティスト“小田和正”が持つ卓越した表現力を余すことなく伝る番組で、過去10回の放送で常に「最良のライブ番組」として数多くの賛辞が呈されている。

 初めて放送された2001年は、23時45分の放送開始にも関わらず、世帯平均視聴率7.9%、2002年には初回の数字を上回る、9.3%を記録し、翌年の2003年には、12月期の月間ギャラクシー賞を受賞するに至った。

 2004年には小田和正初のレギュラー番組「風のようにうたが流れていた」の総集編として放送し、これまでの放送と同様に同時間帯首位を記録。2005年の放送では、小田和正自身のツアーをテレビ用に美術・照明をアレンジして収録し、ツアーライブのテレビパッケージとして新たな道を切り開いた。

 2007年は5組のゲストアーティストを迎え2度目の月間ギャラクシー賞を受賞し、2008年、彼の半年に渡る全国ツアーの様子を綴ったドキュメンタリーを織り交ぜて構成、放送も好評を博した。2009年には、総勢21組34名のアーティストたちが一堂に会し、22分50秒にも及ぶ大メドレーに挑戦した。そしてこの年第36回放送文化基金優秀賞を受賞。

 2010年、放送開始から10回目のクリスマスは「(小田の地元)横浜で親しい音楽仲間たちとプライベートライブを楽しむ」をコンセプトにゲストアーティストの代表曲や自身の楽曲を、楽器を片手に丁寧にかつ温かく演奏し、これまでの「クリスマスの約束」にはなかった新鮮な感動を生み出した。

 クリスマスの夜にTBSから贈られる至極の音楽番組「クリスマスの約束」。番組を通して綿々と紡ぎ続けた“音楽の力”を2011年も小田和正とゲストアーティストによって、
あますことなく視聴者へ届られる。

 11年目を迎えた2011年の「クリスマスの約束 2011」は、2009年に放送して話題となったメドレー“22分50秒”を越える「28分58秒」。2009年参加のアーティストたちに加え(一部のアーティストは調整がつかず)、新たにキヨサク(MONGOL800)、玉城千春(Kiroro)、FUNKY MONKEY BABYS、宮沢和史(THE BOOM)、MONKEY MAJIK、矢井田瞳、和田唱(TRICERATOPS)、が参加となった。応募総数125000人のから選ばれた3087名(40.49倍の抽選結果)の観客に極上のクリスマスプレゼントを一足早く届けた。

 「28分58秒」の大メドレーを歌い終えたアーティストたちは、満面の笑顔でお互いにハイタッチを交し、抱き合い、心からの拍手を送りあい、会場からは大歓声と共に鳴り止まない惜しみない拍手が沸き起こった。この「28分58秒」は、小田自らすべてのパートアレンジを施し、その楽譜は19枚にも及んだ。

 参加表明した24組42人のアーティストたちは小田の楽譜を教科書代わりに(?!)、繰り返し繰り返し練習を重ね、さらには宿題を持ち帰った。そしてこの日を迎えた…。ボーカリストとして活躍するアーテイストたちが、自分の歌だけでなく、言い替えればライバルとも言える互いの楽曲をコーラスで支え合い、唯一無二の楽曲をつむいでいく。彼らの圧倒的なボーカル力に、埋め尽くされた客席は大興奮!!大歓声と手拍子で総立ちとなった客席は、笑顔と涙と惜しみない拍手で溢れかえった。