言葉の達人

SAKUSHIKA

 達人たちは1曲の詞を書くために、言葉を巧みに操り、その時代を象徴する言葉を探した。その言葉は多くの老若男女の心を掴んで離さず、その歌は大ヒットした。
「孤独がつらく感じるとき」、「愛することがよくわからなくなったとき」いつも、勇気と力を与えてくれた…、作詞家は言葉の魔術師である。そんなプロの「作詞家」の皆さんをゲストにお招きして、毎月、紹介していくこのコーナー。
今回は、、NHKのステージ101のオリジナルソング「怪獣のバラード」で作詞家としてデビュー。その後、ロンリーチャップリン、来夢来人など数々のヒット曲を生み出し、現在までにオリジナル作品のほか、訳詞した作品を合わせて、約2000曲を世に送り出している作詞家の「岡田冨美子」さんをゲストにお迎え致しました。

岡田冨美子

代表作

「ロンリー・チャップリン」/鈴木聖美 with Rats & Star
「来夢来人」/小柳ルミ子
「スシ食いねェ!」/シブがき隊
「真夜中のシャワー」/桂銀淑 など多数。

作詞論

詞を書き始める前に、コンセプトなど一切考えないので、
1番が出来上がるまで、どんな物語になるのか自分でも
わかっていない。取材旅行にも行かない。

岡田さんに伺いました。
Q:
作詞家になったきっかけは?
A:
なぜか、ある日、突然。
Q:
プロ、初作品について
A:
NHK「ステージ101」のオリジナルソング…怪獣のバラード(ワカとヒロ)。
Q:
作品を提供したいアーティスト
A:
中島美嘉さん。
Q:
あまり売れなかったが、私の好きなこの歌
A:
キム・ヨンジャさんの「東京の夜は短くて」
Q:
なぜ「詩を書くことを選んだか」
A:
なんとなく……書いてみたら書けたから。
Q:
プロの作詞家になりたい人へのアドバイスを
A:
妄想をたくましくすること。
歌詞を見る 三日月情話 石原詢子

レコーディングのとき、石原さんに、この歌は演歌ではないと言われ、その理由がわからなくて、この人は何を言っているのだろうと思った。それから何年もたってから、演歌の詞には様式があるということを知り、三日月情話は演歌の様式からはずれた詞であることに気づき、やっと石原さんのおっしゃった意味がわかった。

■私の好きなあのフレーズ
「窓をあけると未練が光る
沖行く船があなたに見える」

PROFILE

津田塾大学英文科卒業。
1972年作詞家デビュー。
ペンネーム:岡田冨美子、岡田ふみ子、FUMIKO として数々のヒットソングを手掛ける。
オリジナル作品のほか、訳詞した作品を合わせると、約2000曲を世に送り出している。

[CDリリース情報]

倉橋ルイ子
「悲恋歌」

TECH-12089 ¥1,050(tax in)
2005.12.16 Release
テイチク

【これまで登場した作詞家さん】バックナンバー