発祥地はアメリカで、サンプリングや打ち込みを中心としたバックトラックの上で、MCが韻を踏んでいくラップ(MC)、DJ、ブレイクダンスなど、ファッションも取り入れたサブカルチャーで、日本のテレビでも盛んに取り上げられ「ダンス甲子園」など人気番組もあり、ヒップホップグループの活動が盛んになる。
 中でも、2001年に「KICK THE CAN CREW」、「RIP SLYME」がメジャーデビューを果たし、日本のメジャーシーンにおけるヒップホップの浸透に更に大きく貢献することになる。
 2006年頃になると、「KREVA」のセカンドアルバム、『愛・自分博』や「SEAMO」のセカンドアルバム『Live Goes On』がヒップホップソロアーティストとしては初めてのオリコンウィークリーチャート1位を記録。
 実力あるヒップホップアーティストが増加しシーン全体を底上げするなど、新たな動きが見られ始め、この頃からJ-POPアーティストとのコラボレーションも盛んに行われるようになり、以後、彼らのバックトラックやラップとコラボしたヒット曲が数多く生まれている。

 
それぞれバラバラに活動していた3人が、初めて共演した曲「カンケリ」(コンピレーション「THE BEST OF JAPANESE HIPHOP vol.7」に収録)をきっかけに意気投合。ユニット名はその曲名からKICK THE CAN CREW(=缶蹴る奴ら)と名づけられた。1997年頃からインディーズでリリースを重ね、着々と評価を上げていった。
 2001年5月23日、シングル「スーパーオリジナル」でメジャーデビュー。その後、11月7日に山下達郎の名曲「クリスマス・イブ」をカヴァーした「クリスマス・イブRap」、2002年1月23日に「マルシェ」をリリースし話題を集め、その年の紅白歌合戦に初出場。

LITTLE(リトル、1976年5月7日 )大中小の小 、 MC担当。
MCU(エムシーユー、1973年8月1日 )大中小の中 、 MC担当。
KREVA(クレバ、1976年6月18日 ) 大中小の大、MC兼トラックメイカー担当。
※DJ SHUHO(ディージェイ・シューホー、1976年10月8日 ) DJ担当。

 

1994年8月、RYO-Z, ILMARI, PES, DJ SHOJI, DJ Shigeの3MC+2DJにて結成。グループ名の由来は、初期メンバーであるRYO-Z, ILMARI, PESの頭文字を取り、それに当時流行していた玩具「スライム (SLIME)」の綴りを変えた"SLYME"を組み合わせた物。1995年からインディーズでアルバムなどをリリース。2001年 3月22日、シングル『STEPPER'S DELIGHT』でメジャーデビュー。
 2002年 には、2ndアルバム『TOKYO CLASSIC』を発売。初のオリコン初登場1位を獲得。同じ日に発売されたSMAPのアルバムを抑えて1位を獲得し、日本のヒップホップグループとしては初めて日本武道館でライブを成功させた。

RYO-Z(リョージ、1974年7月15日)東京都出身。MC担当。初期メンバーの1人。
ILMARI(イルマリ、1975年6月17日 )フィンランド・ヘルシンキ出身、MC担当。初期メンバー
PES(ペス、1976年12月27日 ) 東京都出身。MC担当。初期メンバーの1人
SU(スー、1973年11月20日 ) 神奈川県藤沢市辻堂出身O型。MC担当。
FUMIYA(フミヤ、1979年3月14日) 神奈川県藤沢市辻堂出身、A型。MC担当。

 


ONE
楽園ベイベー
FUNKASTIC
BLUE BE-BOP
JOINT

1993年「ケツメイシ」として活動スタート。名前の由来は、中国で古来より下剤などに使用されている薬草「ケツメイシ」より引用、 ”全てを出しつくす”という意味と、”見えない神秘的な”という意味をもっている。1996年に現在のメンバーで新たに活動を開始し、1999年12月、インディーズ作品「こっちおいで」を発売。
  2001年4月発売「ファミリア」でメジャーデビュー。まさに、”全てを出し尽くす”言葉の意味通り、日常の出来事、笑い、涙、時にはエッチに‥、現代の若者すべてを出し尽くしてきた。ライブでは下ネタ混じりのMCが好評であり、最初は笑わせて最後は泣かすとの定評がある。
2005年2月発売の「さくら」でメジャーデビュー以来11作目になるシングルでオリコン1位に輝く、同年、NHKが「紅白歌合戦」への出場を依頼したが、辞退した。

Ryo(りょう、1972年11月26日 ) 神戸市生出身、MC担当。
Ryoji(リョウジ、1974年12月14日 )神戸市灘区出身、Vo担当。
大蔵(ダイゾウ、1976年3月14日 )兵庫県 神戸市東灘区出身、MC担当。リーダー
DJ KOHNO(ディージェイ コウノ、 1977年6月28日 )広島県廿日市市出身、DJ担当。

 


さくら
トモダチ
出会いのかけら
幸せをありがとう

トレイン

CUEZEROとのユニット”By Phar The Dopest”活動を経て、KICK THE CAN CREWのMC兼トラックメイカーを経て、現在はソロとして活動中。出生地は神奈川県で出身地は東京都江戸川区。

2004年6月、日比谷野外音楽堂での2daysライブを最後にKICK THE CAN CREWの活動を休止。同年、自らを、「新人クレバ」と称し、ソロ活動を開始した。2006年2月1日に、アルバム『愛・自分博』をリリースし、ヒップホップソロアーティスト初のオリコンウィークリーチャート1位を獲得。その後、久保田利伸や草野マサムネ(スピッツ)とのコラボや、布袋寅泰、亀田誠治による期間限定ユニット、さらに、平井堅、小柳ゆきなど様々なアーティストの楽曲のリミックスや客演など活動の幅を広げている。

 
愛知県一宮市出身のラッパー。シンガーソングライター。

1995年〜2005年頃まで、シーモネーター(下ネタ。ターミネーターのパロディ)という名前で、ライブでは海パンに天狗のお面を着けるというスタイルでギャグも交えたラッパーとして活動していたが、レコード会社移籍を期に「SEAMO」に改名し、 2005年3月、シングル「関白」でソロデビュー。  
  2006年、シングル「マタアイマショウ」「ルパン・ザ・ファイヤー」のヒットで一躍注目を集め、同年のNHK紅白歌合戦に初出場を果たした。 セカンドアルバム「Live Goes On」が2006年10月2日付オリコン週間アルバムチャートで初登場1位を獲得した。 これは日本のヒップホップアーティストとしては、RIP SLYMEの「TOKYO CLASSIC」に次ぎ、2番目の快挙である。

 


KICK THE CAN CREW
GREATEST HITS
¥1,796(税込)


RIP SLYME
JOURNEY
¥2,870(税込)


KREVA[DVD]
KREVA MTV UNPLUGGED
¥3,943(税込)


SEAMO
Live Goes On
¥2,601(税込)