超ポップなウィンターソング!

 2014年2月にリリースしたシングル「春風」(ドラマ「僕のいた時間」主題歌)が、歌ネット2014年度の年間ランキングで1位に輝いたシンガーソングライター“Rihwa”が、2015年第一弾となるニューシングル「Snowing Day」をリリース!

 “物事は捉え方次第…”北海道で生まれた雪国育ちの彼女だからこそ描く超ポップなウィンターソング!彼女の真骨頂である“元気さ”が弾けるこの曲で、冬の憂鬱を吹き飛ばそう!

 歌ネットでは、そんな話題の作品を、いち早くお届けします!

Snowing Day 作詞・作曲:Rihwa
君はどんな青い空よりも広い心で
いつも笑っていたね
この雪のじゅうたんに乗って
君の元へ今会いに行く
待っていてSnowing Day
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INTERVIEW
「歌声とバラードの相性がいい」

まず、「春風」が歌ネット2014年度の年間ランキングで見事1位に輝きました。歌詞サイトで1位と聞いて率直にいかがですか?

Rihwa:やっぱり自分で歌詞を書いているので、めちゃめちゃ嬉しいですね。私はカナダに留学していて、カナダで音楽をやるか日本に帰って音楽をやるかで凄く悩んだんですけど、自分が生まれ育った日本で音楽をやりたいって思った時に、歌詞が重要になってくるなって思ったんですね。だから、「春風」の歌詞を評価していただいて、みんなの共感を得られたことは自信になるし、もっと責任を持って歌っていきたいなって思いますね。

「Last Love」「春風」と続けてヒットしましたが、この2曲が特に支持された要因をご自身ではどう分析されていますか?

Rihwa:やっぱりドラマのタイアップがあったことが一番大きいと思います。ドラマの作品自体も面白かったので、それに私の曲が携われたっていう部分ですかね。あとは、正直よく分からないです(笑)。でも、インディーズでやっていた時から、“Rihwaのバラードが好き”って言ってくれる人が多くて、路上ライブをしていてもバラードを歌っている時の方が立ち止まってくれたので、私の歌声とバラードの相性がいいのかなっていうのは何となく感じています。

「Last Love」「春風」のヒットによって、“Rihwa=ラブソング”とのイメージも定着したかと思います。それは良い部分でもあるし、逆にそれによって縛られてしまう部分もあるかと思いますが。

Rihwa:“Rihwa=ラブソング”って思われることは、嬉しいですよ。ただ、自分の軸となるものがバラードなのかって言われると確かにちょっと違和感を感じるというか…。Rihwaというアーティストの木があったとしたら、バラードは太めの枝の一つなのかなって自分では思っています。

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じゃあ、木を支えている根の部分は何になるのですか?

Rihwa:私はポップで分かり易い曲が好きなので、デビュー曲の「CHANGE」だったり、今回リリースする「Snowing Day」みたいな曲が一番自分らしいのかなって思っています。あと、カントリーというジャンルが凄く好きなので、それはこれからも深めていきたいし、自分の強みにもなるんじゃないかなって思っています。

カントリーが好きなのは、やっぱりカナダ留学の影響ですか?

Rihwa:まさにそうで、カナダに行ってなかったらリアリティはなかったし、向こうでは当たり前のようにかかっていたので自然に自分の中に入っていて、日本に帰ってきて改めて聴くようになってやっぱり好きだなって。私はもともと音楽をBGMとして聴くことが多くて、そういう意味でカントリーはドライブや移動中に聴くのに最適で、心地良いし、景色をドラマチックにしてくれるし、懐かしい気持ちになるところが気に入っています。

今回リリースする「Snowing Day」は、シングルとして「春風」以来のリリースとなりますが、プレッシャーみたいなものは感じていますか?

Rihwa:バラードが続いていたので、自分的にはこういう元気な曲を出したいっていう思いがあったので、プレッシャーというよりは“やっと出せる”っていう方が強いです(笑)。この曲は2年ぐらい前に完成していたんですけど、今までのシングルは色んな人の思いを汲み取りながら作ることが多かったので、ただただ自分が好きで書いた曲をこのタイミングで出せることは凄く嬉しいですね。

「ゲレンデでかかってほしい」

タイトル「Snowing Day」は、どんな想いを込めて付けたのですか?

Rihwa:タイトルは最初に目にするものだから、いつもは曲の全体をちょっと引いて見て最後に付けるようにしています。ただ今回は、ウィンターソングを作るって決めていたので、サビでメロディーと“Snowing Day”っていう歌詞が同時に出来たのをきっかけにそこから広げていったので、ウィンターソングだって分かり易いこともあって、早い段階で「Snowing Day」に決めました。

男女の設定は、どういう設定なのですか?

Rihwa:この曲は、失恋ソングとして書いているんですけど、恋愛ソングとも取れるように作りました。たとえば東京の人にとって、雪はワクワクするものだと思うんです。でも、私の感覚では、雪が降れば降るほど憂鬱になるし、雪国の冬は厳しくて怖いものだから、雪が持つ二面性を私なりに表現してみたんです。冬の憂鬱な気分をちょっとでも明るくてキラキラ、ワクワクしたものにできればいいですね。

歌詞の“指の間から冷えてく”との表現が素晴らしいなと思いました。

Rihwa:ありがとうございます。この歌詞は、好きな人と繋いでいた手が離れた時、指の間から熱が冷めていくイメージが自分の中にあったので、それをどう言葉で表現しようかなって思った時に、この歌詞が出てきたんです。

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2番のAメロの「近未来の地図を眺める事よりずっと~」の部分には、どんな思いを込めたのですか?

Rihwa:自分の近くばかり見ているよりも、広く見たり地図なく自分の足で進んで行って自分がワクワクする方に身を委ねてみたとしても、絶対に期待を裏切らない。縮こまっているより、そっちのほうが広がる未来があるって私は思うので、それを“地図”や“道に迷う”っていう言葉で表現してみました。

Rihwaさんにとってウィンターソングを代表する曲といえば何になるんですか?

Rihwa:私の中で、広瀬香美さんとか明るい曲がウィンターソングのイメージなので、「Snowing Day」もゲレンデでかかってほしいです。大きなスピーカーで流れているイメージがあるので、「Snowing Day」を聴きながらゲレンデでスキーをするのが夢ですね(笑)。

「Snowing Day」で一番伝えたいメッセージは何ですか?

Rihwa:大切な人を見つけるため、そういう人を大事するためにも自分に素直でいることや一歩踏み出す勇気ですね。そういう部分を私は大事にしながらやってきて、実際に良い関係を作れてきてると思っているし、良い出会いもあるので、そういうところを自分なりに伝えているつもりです。

「昔の自分を取り戻しているような感覚」

歌詞を書く時に大切にしていることは何ですか?

Rihwa:歌詞は自分に嘘のないように書いているんですけど、一番大事にしているところは、音のハマりかもしれないです。メロディーに対して一番ハマりの良い言葉を常に探していて、それが見つけるまでは妥協しないで書いています。

歌詞を書く上で影響を受けたアーティストは?

Rihwa:私が歌詞をよく見ちゃうのは、aikoさんと高橋優さんです。高橋優さんは、私が札幌でインディーズ活動している時にお世話になった方が結構同じだったことがきっかけで知り合ったんですけど、遊び心の部分なんかは高橋優さんに影響されている部分もあると思います。aikoさんは彼女なりの表現で私やリスナーが言いたかったことを上手く言ってくれる。しかも、イメージし易い言葉で言ってくれるので、“こんな言い方があったのか!”っていう驚きと感動を毎回くれるアーティストですね。

歌詞を書くことは、Rihwaさんにとってどのようなものですか?

Rihwa:自分と向き合うことですね。想像しながら作ったとしても自分でしかないので、歌詞を書き終わると“自分と向き合った!”っていつも思います(笑)。なんか自分と向き合うことで、どんどん昔の自分を取り戻しているような感覚になるんですよ。もしタイムマシンがあったら戻りたいと思うのは、幼稚園、小学生の頃で、その頃の自分に常に問いかけている感じはありますね。

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どうしてその時期に戻りたいんですか?

Rihwa:あの頃は、自分のお城でいつもワクワクしながら遊んでいて、人生のなかで一番クリエイティブだった時期なんですよ。だから、“その時の自分だったら何するだろう?”って問いかけたり、逆に今の自分があの頃の自分に言ってあげたいことなんかを歌詞に落とし込んでいくことが最近は多くて、そうすると良いものが出来ている感じがしますね。どんなにイライラしていても、あの頃の自分に何か言うって考えると、姿勢を正さなければっていう気持ちになる。小さな頃の自分にいつも支えられています。

大人になっていく過程で失うものもあるし、得るものもある中で、現状に満足していないっていうことなんですか?

Rihwa:いや、今超楽しいです(笑)。でも、満たされていないっていう訳じゃないけど、常に“成長したい”っていうのがあって、私の中で“成長”っていうのが幼少期の頃に戻るっていうか、その感覚を取り戻すことなんです。時間軸がぐちゃぐちゃですけど、色々経た時にあの頃の自分で居れたら最高だろうなって思いますね。

では、Rihwaさんの人生において大切なものや普段から心がけていることは何ですか?

Rihwa:一番は家族ですね。私は家族が大好きで、家族のお陰で今の自分がこうやって居られるっていうのを強く思っています。カナダに留学して3年経ったぐらいの時に、“本当に命を懸けて守ろう!”って決意した時期があって、それから家族の前では笑っていたいし、家族のことも笑顔にしたいって思っています。あとは、ワクワクすることや楽しむことを忘れちゃいけないなって常に心がけています。

どうやったら、Rihwaさんみたいな家族思いの子供が育つのでしょうか?

Rihwa:多分、親が常に最大限の愛情表現をしていたら、いつか子供は分かる時がくると思います。親に言われて今でも覚えているのは、“頭が良いっていうのは、勉強ができる人のことだけを指すんじゃないんだよ”っていう言葉で、そういう親の背中を見て、“賢く生きれる人になりたい”って思うようになりましたね。まず、その人がその人らしくあって、さらに対人っていうことで子供に対して接するのがいいのかなって思うし、それが私が親になった時の理想です。

それでは、最後に「歌ネット」を見ている人にメッセージをください。

Rihwa:まず、こんなにたくさんの方に聴いていただき、ありがとうございます!っていうことを一人ひとりに伝えたい思いでいっぱいです。これからもこうやって共感してもらえるように、時には代弁してあげられるような歌詞を書いていきたいと思っているので、今後のRihwaの曲も聴いて歌詞も見て一緒に歌ってもらえたらなって思っています。