通称“ギタ女”と呼ばれるこの言葉に、はっきりとした定義はないが、まずは【ギターを弾いていること】、そして【女性シンガーであること】は絶対条件。しかし何故、この“ギタ女”が突然の大ブームとなったのだろうか。今となってみると、椎名林檎や矢井田瞳なども条件的にはギタ女といえるのかもしれないが、イマイチしっくりこない。やはり“ギタ女”と聞いてパッと頭に浮かぶのは、一時代を築き上げた「YUI」と、恋人にしたいアーティストNO.1「miwa」の存在。特にmiwaは、歌ネットでも絶大な人気を誇り、曲別アクセス数を見ると1位の「ヒカリヘ」は約168万アクセスをも記録するミリオンリリックとなっており、歌ネットの歴代人気曲のトップ10にもランクイン。彼女のデビューから2年後の2012年後以降、ドッと“ギタ女”たちがデビューしているという事実からも、その影響力の大きさがわかる。最近では、特に「家入レオ」や「阿部真央」の人気度もかなり高い。また、ギターを手にして歌手を目指す一般ガールズも増加中で、ギターの売り上げがグングン伸びているという。音楽スクール学校でも、将来の“ギタ女”候補生の入学が続々と増えているそうだ。果たして、この“ギタ女”枠は満員状態なのか?もしくはさらなるルーキーがブームを拡大させていくのか?今年も彼女達から目が離せない!

“あなたみたいな奴のために 女の子は泣かない”
福島県出身 ポニーキャニオン 2013年メジャーデビュー
代表曲「女の子は泣かない」は歌ネットの歌詞検索でも大人気。去年、TBS系列「音楽の日」の“ギタ女枠”で出演した際には、彼女の歌を初めて耳にした視聴者から「なんだこの名曲は!」とSNSに賞賛の嵐!また、その歌声にも定評があり、全編マイク・スピーカーを使わず生声・生音のみでやりきったワンマンライブは圧倒的だった。そして、なんといっても彼女の胸キュンフレーズは強力!恋愛中の女心が、男性にも女性にも、真正面から突き刺さる!

“ずっとそばにいたいから ほんのちょっとわかってください”
福岡県出身 GIZA studio 2014年メジャーデビュー
スイートな声質でありながら、力強いハイトーンボイスを持つ天才美少女。その美貌とは裏腹(?)に、心と体を丸ごと使って表現するような、ファンキーロックなライブパフォーマンスは観客を一瞬でとりこにすること間違いなし!代表曲「彼に守ってほしい10のこと」の歌詞<愛も自由も 最後に守れない約束ならくだらない>というフレーズにも現れているように、彼女の楽曲は、ただのラブソングではなく、人生にも通ずる熱い信念が込められている!

“大切なものはそれを失ってから気付くという だけど私にはずっと大切だった”
岐阜県出身 ビクターエンタテインメント 2013年メジャーデビュー
ビジュアルを金髪にイメチェンしたことで“かっこよさ”が一段と増し、ファンの間でも大きな話題に。その潔さは、そのまま楽曲にも現れ、人間クサさや泥クサさを包み隠さず表現する、男勝りな歌魂が溢れる。人気曲「もう一度会ってはくれませんか」をはじめ、現代版フォークともいえる歌で語りかける言葉には、彼女の嘆き、悲しみ、優しさ、愛しさ、温かさがギュッと詰まっている。そして、こびない歌声の熱が、観客の熱とぶつかり合うライブは彼女の最大の魅力!

“もう君だけが 私を不幸にできる”
北海道出身 ビクターエンタテインメント 2012年メジャーデビュー
YUIに影響を受け、歌手を目指し始めたという彼女。その憧れは、憧れだけで終わらず、今や“シンクロ系シンガー”と呼ばれるほど、男女問わずリスナーに共感の波を広げている。聴いていて気持ちの良いメロディーと、澄み切った歌声は癒し効果もバツグン。人気曲「スクランブル」のように真っ直ぐなラブソングから、「サカナ」や「カランコロン」のように“さびしさ”や“しんどさ”を歌いながらも、温かい音に胸がじんわりするナンバーまで、ハートに染み渡る!

“誰かのためじゃない 自分のため ここにいる”
埼玉県出身 Being 2013年メジャーデビュー
もともとは控えめでおとなしい性格だという彼女だが、ステージに立った瞬間、唯一無二の存在感を放つ。音楽プロデューサーが「彼女は音楽が天職の子だ」と口にするほど、繊細かつ純度の高い歌声は、まさに逸材!代表曲「今 ここにいる」のように、ひたすら自分自身と向き合い、内面を紡ぎだすような楽曲が印象的。きっと誰もが胸に秘めている“ホントは誰かに言いたい気持ち”を代弁してくれる、静かでありながら強い歌詞が心を揺らす…。

“永遠が無いのなら 私もここに居ないでしょう”
北海道出身 トイズファクトリー  2012年メジャーデビュー
“常にワクワクすることや楽しむ気持ちを忘れない”彼女は、その言葉の通り、持ち前の明るさで「Snowing Day」や「CHANGE」などのキャッチーなポップチューンを歌い上げる!一方で、歌ネット2014年度年間ランキングで1位に輝いた「春風」(ドラマ「僕のいた時間」主題歌)や「Last Love」(ドラマ「ラスト・シンデレラ」挿入歌)などのバラードも、温かい歌声にベストマッチ!カナダ留学で出会ったという、カントリーやジャズも彼女の大きな強み!

 
 ギタ女ブームの数年前、AKB48の登場をきっかけに、グループアイドルがテレビの音楽枠を独占した。彼女らを起用するメリットはなにより、出演するだけで画面上がキラキラと華やかになり、“テレビとしての音楽”が成立する点だろう。“ギタ女”ブームには、まず、そのアイドルたちとのビジュアル的な区別化という面が関係してると考えられる。とはいえ、今やテレビ音楽番組といっても目立つものは「Mステ」くらい。「僕らの音楽」や「LIVE MONSTER」などの良質な音楽番組も次々に終了してしまい、テレビ上にアーティストが音楽を発信する場自体が非常に少なくなっているというのは、寂しいことだ…。しかし“ギタ女”たちは、テレビが土壌ではないからこそ、生の「ライブ」に魅力が詰まっている!ギターをかき鳴らし、自ら作った歌を放つということは、コンパクトにメッセージを伝える事が出来る究極のカタチである。ギター1本さえあれば、路上から武道館まで、どこでもライブが可能なのだ。ゆえに、昨年は“ギタ女”にスポットを当てたフェスの開催されたり、大型人気フェスで“ギタ女”枠が作られたりなど、各ライブで欠かせない存在となった。

 また、ライブの複数共演も多いということは、好きな“ギタ女”が多ければ多いほどお得!フェスで色んな個性を少しずつ楽しむもよし!イチオシのアーティストを見つけて、単独ライブへ足を運んでみるのもよし!今回の特集をきっかけに、あなたの気になる“ギタ女”を是非、チェックしてみてほしい!

“女でいるには強すぎた”
宮崎県出身 LASTRUM 2014年デビュー
バンド“黒木渚”から、ソロへ転向。しなやかな強さを持つ彼女の雰囲気はまさに、代表曲「革命」のイメージであった“女戦士・ジャンヌダルク”を彷彿とさせる!グロテスク・オカルト要素を含むブラックな楽曲も多いが、<「最低だ」と思う日は 会いにきてよ>という名フレーズから始まる「カルデラ」や、女ならではの美しさを鮮やかに描いた「金魚姫」などもファンの間で人気が高い!そして、楽曲の世界観をそのままに表現するライブも秀逸だ!

“あんなにかわいかったのにとか言わないで さよなら いつの間にかいつもさよなら”
愛媛県出身 avex trax 2014年メジャーデビュー
まるで何かと戦っているかのような攻撃的なライブパフォーマンスや、過激な言動が話題になりがちだが、その楽曲クオリティーは格別!次々と湧き出る感情がそのまま歌詞やメロディーに溢れている。メンヘラなんて色メガネもったいない!名曲「あまい」の歌詞<誰にもわかってほしくないから 日記にかかない幸せ>をはじめ、“すべての女子を肯定したい”という彼女の想いから生まれる、女子の“あるある”キラーフレーズが満載!

“産まれ 生き 死に たった3つの事なのに 2番目がどうも僕には難しいのさ”
兵庫県 EMI Records Japan 2012年メジャーデビュー
子猫のような愛らしい御顔に反して、ガーリーなワラ人形(!?)をライブグッズにしたり、ゲテモノ愛好家(!?)だったりと、独特な小南ワールドを繰り広げる。そして、常に“生きること”と“死ぬこと”を真っ直ぐ見つめる彼女が紡ぐ言葉は、人間の光と影、善と悪、両極どちらの部分も剥き出しにして、激しいロックチューンへ放出される。しかし、そんな中でライブ会場に響き渡るバラード「やさしい嘘」や「121212」がまたひときわオーディエンスの胸を打つのだ…。

“ボクの笑顔が キミの笑顔とシンクロするといいな”
東京都出身 ビクターエンタテインメント 2013年メジャーデビュー
映画「カノジョは嘘を愛しすぎてる」の全国オーディションにて、選び抜かれたシンデレラガール!主人公“小枝理子”として歌った「明日も」や「ちっぽけな愛のうた」は歌詞検索でも大人気!“大原櫻子”としてのソロデビュー後も勢いは止まらない!オーディションの際、審査員に満場一致で認められたというその声は、誰もが動きを止めて聴き入ってしまう、まさに“心に届く声”。そして、歌うことが大好き!という想いに溢れたライブは観客を自然と笑顔にする!

“あなたに恋をしてみました”
東京都出身 ワーナーミュージック・ジャパン 2012年メジャーデビュー
フジテレビの人気番組「テラスハウス」に本名“永谷真絵”で出演。“まいまい”の呼び名で一躍有名に!滲み出る気品と、アイドル顔負けの美貌を持ち、ビジュアル面でも絶大な支持を誇るが、さらにその歌唱力は圧倒的!月9ドラマ「デート〜恋とはどんなものかしら〜」の主題歌「あなたに恋をしてみました」は、デートの高揚感をハイテンションなサビで歌いあげる名曲!CanCam専属モデルとしても大人気で、テラハ卒業後、ますますその活躍度を増している!

“正しさも間違いも おそれずに伝えたい”
北海道出身 キューンミュージック  2012年メジャーデビュー
「テラスハウス」に出演し、“りなてぃ”の呼び名で人気急上昇!愛らしさと切なさを含んだ独特な声が特徴的。番組上で「自分にとって言葉はすごく大切だけど、言葉はどうにでもなるから、相手に自分の気持ちがちゃんと伝わっているか不安になる」と口にしていた彼女。だからこそ、いつも慎重に言葉と向き合い、テラハ卒業時には自身の成長と未来への希望を歌った名曲「言葉にしたいんだ」を生み出した!真摯な言葉で綴られる歌は彼女の大きな魅力!