月と走りながら

坂本真綾

月と走りながら

作詞:浜崎貴司
作曲:浜崎貴司
発売日:2005/10/26
この曲の表示回数:23,790回

月と走りながら
夏の匂いを 忘れるような
秋の気配に 包まれる夜
駅のホームで 今日はお別れ
ふたり階段 昇る手前で

言葉はうつむいて ぎこちない「おやすみ」
伝えきれぬ 心をまた置き去りに

最終電車が来るまでの あと数分間
「月が今夜は綺麗ね」と 勇気のないセリフ
終わる季節を眺め
「好き」と言えぬ私

何でも話せる 付き合いだから
変わり壊れる 事を恐れる

目の前の車内に 乗り込んで「サヨナラ」
閉まる扉 ガラス越し見せる笑顔

最終電車が動き出し 今日もまた
「これで良かった」と独り言 口にしないセリフ
触る微熱を抑え
月と走りながら 募る想いのまま 「好き」と言えぬ私

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