羅臼の男

鳥羽一郎

羅臼の男

作詞:新本創子
作曲:杉本真人
発売日:1996/10/09
この曲の表示回数:30,152回

羅臼の男
流氷鳴らす 冬将軍と
男どうしの 酒をくむ
さいはて港の 漁師らは
演歌が似合いな 荒武者だ
いちばん船の しぶきの華に
羅臼魂の 陽がのぼる

国後あとに 北海漁場
船よたら腹 喰わせるぜ
吹雪の巻き舌 くぐりぬけ
漁師は度胸で 稼ぐのさ
あぐらに抱いた わが児の笑みが
もぐる舳にヨ ふと浮かぶ

百キロ先の 大地が匂う
かえり潮路だ 知床よ
女房が恋しい 男らの
情けがほどける ねぐらだぜ
丸太のように かじかむ指に
羅臼魂の 陽が赤い

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