ふるさとでもないのに

大塚博堂

ふるさとでもないのに

作詞:藤公之介
作曲:大塚博堂
発売日:1994/11/02
この曲の表示回数:29,575回

ふるさとでもないのに
山ふところの 小さな駅に
ふらり降りたら 夜明けを待とう
あてもないのに 枕木踏んで
線路づたいに モヤかき分ける
見知らぬ人の 会釈を受けて
とまどいながらも なごんでしまう
ほんとの色を 取り戻せない
紫色はぼくの 心のようだ
ふるさとでもないのに
ふるさとでもないのに
こみ上げて来るのは なんだろう

遥か連なる 山はむらさき
いく筋も昇る モミ焼く煙
逃げてここまで 来たわけじゃない
理由などいらない 旅がしたくて
手ごたえのない あの毎日は
なんだったのか よくわからない
ここでこうして いることだけで
心のつかえを 流せるだろうか
ふるさとでもないのに
ふるさとでもないのに
こみ上げて来るのは なんだろう

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