空きビンの色のようで

四星球

空きビンの色のようで

作詞:北島康雄
作曲:四星球
発売日:2007/06/27
この曲の表示回数:12,904回

空きビンの色のようで
日暮れの山は空きビンの色のようで
働かなければならぬと悟すのだ
空きビンさながら空っぽというのならば
もう何も尋ねることはないだろうに

10年後の僕宛に手紙を書いて
胸にポツンと空いたポストに託した
空っぽの空も空きビンの色のようだが
今日を飲みほせなかった僕からの手紙

『いろいろあるけど 何にもないのさ
何にもないから いろいろあるのかな』
いろんな絵の具混ぜすぎて悲しい色だね
パレット洗い流そうとする涙

出勤間際せわしなくお茶づけ流しこみ
食道を伝う熱さをすぐさま隠そうと冷まそうとする体
それに似た感覚いつからだろうか
自分より熱のあるもの あったかいものに臆病になったのは

遠く 遠く 遠く 遠く 遠く昔の記憶にも
遠く 遠く 遠く 遠く 遠くぼやけた未来にも

届く 届く 届く 届く 届く 灯るのだ

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