月の海

寺尾紗穂

月の海

作詞:都守美世
作曲:寺尾紗穂
発売日:2009/04/22
この曲の表示回数:15,876回

月の海
みやげやで手にした
ガラスのこびんみたいに
壊れやすい胸で 月を見ていた

つつまれたびんのよに
ぼくらはおたがいを
海辺の小さな家で三日だけ守りあった

嵐の去る その真夜中
月よぼくらに魔法をかけてくれ

月の光は遊ぶ きみの澄んだ肌を
さざめいてさざめいて
さかなになってぼくはきみを泳ぐんだ
波うって

もうふたりで月を
見ることはしないからと
あきらめた頬に 月を映した

ふたりを浄めるために
ふきつける潮風
嵐の海笛を いつまでも聞いていた

嵐の去る その真夜中
月よ光でぼくを射ぬけるかい

月の光は落ちる この黒い海原に
さざめいてさざめいて
魚のままでぼくはいまきみをさがすよ
波うって

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