てのひらの砂

田村英里子

てのひらの砂

作詞:只野菜摘
作曲:山口美央子
発売日:1994/08/24
この曲の表示回数:6,649回

てのひらの砂
鞄のかたすみに まぎれこんだ砂が
はらはらと この部屋に 海を切りとる
今では足跡も 消えているのかしら
旅をしたことさえも 夢のようなの
窓の外は 雨のしずく
それも美しくて
ひさしぶりの雨音を聞いている
時の河を漂う 懐かしいベッド

乾いた街並みや 出逢った人達が
フィルムを見るように 胸に流れた
“あの日”と“これから”の2つに揺れながら
しあわせに抱かれて 眠れなくなる
明日がまた 晴れればいい
空を思い出すわ
こぼれ落ちた てのひらの砂のように
目ざめたら 友達に電話をかけるわ

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