少女と水蜜桃

ALI PROJECT

少女と水蜜桃

作詞:宝野アリカ
作曲:片倉三起也
発売日:2013/09/11
この曲の表示回数:21,610回

少女と水蜜桃
幾つになったら少女と
呼ばれなくなるのでしょう
母さま わたしはもうとうに
大人になってしまったの

春の節
緋毛氈 敷いた部屋の

段飾り雛遊び
ひそかな囁き
しずかに人形たちの
目が見下ろす

庭の隅で莟の
桃の木が軋む
傾く屏風の中へ
吹く風にひとひら
舞って落ちる 紅い影

人生はいたづらですか
選べぬおみくじのよう
母さま 不幸なあなたと
同じでもいい子でいます

点す炎
仏さま 浮かぶ お顔

白い畳紙の上
散らばる黒髪
いつでも優しい指で
結われていた

果実に巣喰う虫の
そのおぞましさを
憎み尽くそうとしても
胸だけに仕舞って
少女のままで 在るために

たとえ貴女
知っていて
黙っていても

段飾り雛遊び
たおやかな微笑
わたしはあの人形に
なりたかった

庭の隅で盛りの
青い枝に今
甘やかな蜜も持たず
固い果肉のまま
実って落ちる 桃ひとつ

コトバのキモチ 投稿フォーム

ココでは、アナタのお気に入りの歌詞のフレーズを募集しています。
下記の投稿フォームに必要事項を記入の上、アナタの「熱い想い」を添えてドシドシ送って下さい。

推薦者:お名前(ペンネーム可)必須
性別:
  任意
年齢:
 歳 任意
投稿フレーズ:必須
曲名:必須
歌手名:必須
コメント:必須
歌ネットに一言あれば:任意

※歌詞間違いのご指摘、歌ネットへのご要望、
その他返信希望のお問い合わせなどは
コチラからどうぞ。→ 問い合わせフォーム

リアルタイムランキング更新:05:15

  1. Bling-Bang-Bang-Born
  2. レオ
  3. 思い出は美しすぎて
  4. ライラック
  5. 春の岬

歌ネットのアクセス数を元に作成
サムネイルはAmazonのデータを参照

×