渾身

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渾身

作詞:高山征輝
作曲:高山征輝
発売日:1997/08/20
この曲の表示回数:11,161回

渾身
工場のベル鳴り響き 帰りのバスに揺られて
溜息ひとつ つきながら 家に着くまで一時の夢を見る

夕方のTVつければ 男の顔が流れていた
『ビルの上から飛び降りた』と カメラは現場を映し出す

昨日も今日も仕事と追われ疲れた男は
落ちていく間に 何を見たのだろう?

自分を殺して他人(ひと)と 上手く付き合うのはオレじゃない
だから少年の頃の瞳よ もう首を絞めないで

昨夜の事は 誰もが重く口を閉ざしたまま
いつもの様に機械をまわす音だけが 太陽を突き刺す

あれからずっと考えていた やがてオレも家族を持ち
生まれて来た子供達を 何色に染めてゆくんだろう?

人生はゲームのようだ 勝ち負けよりも
結局最後は楽しめばいい

なんの不自由もない その事が逆に不自由で
こんな時代の中で 転がる石にはなりたくない

自分を殺して他人(ひと)と 上手く付き合うのはオレじゃない
だから渾身の力で 容赦なく明日をつかみとれ

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