文学少年の憂鬱

秋赤音

文学少年の憂鬱

作詞:ナノウ
作曲:ナノウ
発売日:2012/04/18
この曲の表示回数:25,256回

文学少年の憂鬱
いっその事 どこか遠くへ
一人で行ってしまおうかな
学校も 友達も バイトも
何もかも 全て投げ出して

京王線 始発駅 人の群れ
財布を落とした 女の子が泣いてる
すぐに電車が滑り込んできて
席にあぶれた人は舌打ち
急に全てがどうでも良くなる
僕は冷たい人の仲間入り

誰か名前を呼んで 僕の
突然悲しくなるのは何故
世界を飛び出して 宇宙の彼方
ぐるぐる回る想像で遊ぶのさ
涙が出る前に

ボクの好きな小説家 キミも読みなよ
随分前に 自殺した人だけど
「恥の多い生涯だった」って
「嘘ばかりついて過ごしてた」って
暗い奴だなと笑ったけれど
どうしても頭から離れない

誰か声を聞かせて すぐに
一人きりで電車に揺られて
線路を飛び出して 月の裏側
天まで昇れ そしてキミがいた
あの日へ逆戻り

「拝啓 ボクハ アナタノヨウニ
イツカドコカデ 死ンデシマウノデショウカ」

恥の多い生涯だったって
嘘ばかりついて過ごしてたって
でも アナタのようにはなれないよ
ボクは文学好きな ただの人

誰か名前を呼んで 僕の
突然悲しくなるのは何故
世界を飛び出して 空の上まで
お願い 何もかもを振り切って
走り抜けて

行け

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