北の叙情詩

海援隊

北の叙情詩

作詞:武田鉄矢
作曲:花岡優平
発売日:1994/12/01
この曲の表示回数:14,217回

北の叙情詩
北の緑に身を染めれば 時の流れ緩やかに
眠りより深き 安らぎが包む
喋り疲れた唇が しばらく言葉を 忘れたいという
瞳はここで 眠りたいという

木もれ陽 揺らす もみの木の下
汗も拭かずに 座りこめば
もみの梢が 囁きかける
俺がすこし 背を伸ばす間(ま)に おまえは死んでしまうのだから
過ぎてゆく季節を 惜んでみろと

山の小川に 身を屈めて 土を耕す男達が
両手で抄った 水を飲みほす
何度も飲みほす その姿が
祈る人の様に 僕には見えた
夕闇の中で なぜか 涙が

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