線香花火

線香花火

作詞:
作曲:笹井快樹
発売日:2011/05/04
この曲の表示回数:16,215回

線香花火
欲張って買った花火セット 振り回す夜のネオンサイン
虫さされの数競い合って 笑った
何故か切なくなるから あんまり好きじゃないのよって
君が言うから僕の部屋に とり残された線香花火

君が置いていった思い出は 突然の風に揺られて
ぽとりと落ちた

震えるように咲いた 咲いているように散っていった
永遠を信じたのは何故
やがて終わりがくると わかっていたはずなのに
あわれな線香花火

いつか大人になるのかなって 君が寂しそうにつぶやいた
時間よ止まれと本気で 願った
残酷なほど時間は今も 君を過去へと押しやっていく
逆らう事も許されずに 消えないでまだくすぶっている

君が置いていった思い出が 溢れ出ては頬を濡らして
ぽつりと落ちた

僕を照らしてくれた 優しく包んでくれた
眩しく胸の奥を焦がす 今はもう悲しい光

それでも何度も 灯をともしては繰り返し
抑えきれない想い照らし出すから 君の名前を
ぽつりと呼んだ

震えるように咲いた 咲いているように散っていった
儚くて愛しくて あまりに綺麗で
僕を照らしてくれた 優しく包んでくれた
眩しく胸の奥を焦がす
音も立てずに消えた 最後の線香花火は
二人の夏の終わりを告げる

震えるように咲いた 咲いているように散っていった

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