路傍の花

誰のためでもなく 凛と背を伸ばして
ただ息を潜めるように
路傍に佇む花 そんな風に僕は
生きようと思ったんだ

風の強さを知り バランスも覚えて
でも思うようには行かない
夕暮れの帰り道 小さな生命が
僕に教えてくれた

ずっとこのままでいいって

雨に打たれても 風に吹かれても
花はまたそれぞれに咲いてゆく
僕らも同じさ その時を待てばいい
それぞれに輝ける日を
絶え間なく回り続ける、
有り体な世界の隅で

沢山の仲間と分かち合う時を
ただ笑い合えた時を
そして僕の生きた証を誰かに
伝えられる日を

いつも胸に抱いて

例え小さな花だとしても
鮮やかにそれぞれの色をたたえて
自然に花開く その時を待てばいい
それぞれの空見上げて
特別な魔法はいらない、
何もかも僕のままで

美しく見える誰かの生き方を無闇に
羨む意味なんてきっとないが
流した涙もいつか僕の命を潤すなら
時には泣いたっていいかな (…いいさ)

希望のフレーズは 溢れてるけど
ただひとつ自分の歌があればいい
僕らの全てが 新しい歌になる
それぞれの物語に

雨に打たれても 風に吹かれても
花はまたそれぞれの場所を探してく
何処に隠れても 太陽は昇り
それぞれの日々を照らすから
おやすみ僕の中の花、
いつか君に会える日まで
光浴び笑う、その日まで
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