手紙にかえて

思えばまだ何も 見えなかったあの日々
君との出会いは 奇跡のようだった

信じること それだけで ただ嬉しくて
初めて 人を愛することを知った あの頃

時が過ぎてゆけば やがて心も
変わってゆくと 知らずに
ただ壊れてゆく 愛の前で
ふたり立ち尽くしていた

梢の隙間に 青空がのぞいてる
気づかないうちに 雨が止んでいたんだ

僕らのあの悲しみも こんなふうに
いつのまにか すっと消えてしまえば よかったのにね

どれだけ季節が 流れても
忘れることのない
置き去りにされた日々たち
あの場所には 戻れない

それでも愛は いつかきっと
古い友だちのように
あの日々のすべてを 受け止めてくれる

かけがえのない 僕らの思い出として
かけがえのない 僕らの思い出として
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