春待月夜

きいてほしくてわざと黙った
嘘を見抜いて
ねぇ春待月夜

愛がこわくてわざと壊した
私隠して
あぁ春待月夜

世界がまるごと消えればいいのに
そしたらなんにも悲しくないのに
ぶつけた瞬間粉々に散った
かけらを抱きしめた

深く降り積む雪の底から
誰をせめるの
あぁ春待月夜

何も語らず闘うあなたの
息が聴こえる
あぁ春待月夜

世界はひとごとって言えばすむのに
そしたら痛みに触れずにすむのに
小さな穴からたまらず見上げた
光がやさしくて

深く降り積む雪がとけたら
夢を醒まして
あぁ春待月夜
会いに行かせて
あぁ春待月夜
×