千年の虹

桜の花が はらはら空に
散りゆくように 真夜中の粉雪
こころに積もる 人恋しさが
雪のひとひら 青き蛍に変える 幻

逢えぬ人のもとへ翔べ 翔べ
声にならぬ想い焦がしながら

愛しさは千年の虹 いにしえに美しい
目覚めても見る めくるめく夢
たましいの火を つなぐ河のように
流れゆくのは 気高き想い

桐の葉 藤の紫
人を愛する心の色 まごころの色

その身焦がす蛍にも似て
雪に咲いた月影の空蝉

恋しさは千年の虹 いにしえに変わらぬ
漣の鎖の絵巻を解き
彼の紫のゆかりの夢に酔う
千年の虹 くぐるように

千年の虹 いにしえに美しい
目覚めても見る めくるめく夢
たましいの火を つなぐ河のように
流れゆくのは 気高き想い

恋しさは千年の虹 いにしえに変わらぬ
漣の鎖の絵巻を解き
彼の紫のゆかりの夢に酔う
千年の虹 くぐるように
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