マリンスノウ

僕は孤独の海 放り出されて もうさ 溺れてしまうのかなぁ
とはいえ這い上がれない どうせ堕ちるなら朽ちて
深海魚のエサになれ

君のこと 空気みたいだと思っていた 失くしたら息苦しくて

体がただ沈んでゆく 遠ざかっていく空 群青に埋まっていく
僕らもっと色濃く混ざりあえていたなら…

君のいない海を逃れようとしたけど 想い出の重さで泳げない

存在を愛情に求めていた 行為はカタチだけになっていた
感覚が鈍っていく 何も聴こえない 目を閉じてるかもわからない

君のしぐさ 君の中のぬくもり 浮かんでは消えていくんだ

世界が今断ち切られて 藻掻けば絡まり 絶望に染まっていく
僕がもっと君の瞳を見ていられたなら…

誰もいない闇は記憶だけ残して 僕から全てを奪っていく

体がただ沈んでゆく 涙も叫びも深海がさらっていく
どうせならもう抜け殻になってしまえば

ずっとこのまま時間を超えて 深い意識の淵漂っていられたら
僕は一人 ここで生まれ変われるのかなぁ

君のいない海で生きていこうとしたけど 想い出の重さで、泳げない
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