NARA

云われるがままに
死んでいこうなんて到底想えない。

青い空がそう云わせた。

呼吸をひとつ、またひとつと
当たり前のなかに在る重大さを

何時までも、自分だと感じていたいんだ。

陽が沈んでも、誰かに声をかけられようとも
ここを動かず塔のうえで朝陽を待て。

逃げなくていい、自分らしく在れ。

そして…

ひとのままで終わるな。
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