初恋

あなたの隣で見た景色は
永遠に続きそうな夢でした

手を繋いでもらうのが嬉しくて いつも
空けた右手はあなたのもの
私はツバサを手に入れたみたいだった

何年経っても新しい恋をしても
あなたの優しさと
比べてしまうの

あなたの隣で見た景色は
永遠に続きそうな夢でした
長い指 大きい肩 背中に乗って
見た星空 想い出はきれいなままで

好きだけじゃうまくいかない
やるべきことが いつか
二人を遠ざけた 今ならわかる
答えを叫んでも 声は雑踏に紛れた

とりたての免許で迎えにきてくれた
笑顔が私には
眩しすぎたから

あなたの隣で見た景色が
永遠に続きそうで怖かった

馬鹿だな あなたを許せるまでに
こんなにも こんなにも 時が流れた

今でもどこかで笑ってますか
たまには私を思い出しますか
立ち止まり 伸びた髪 失った時間
夜の空 見上げれば 星がこぼれた

馬鹿だな あなたを許せるまでに
こんなにも こんなにも 時が流れた
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