人を恋うる唄

露地にこぼれた 酒場の灯り
しみてせつない 放浪れ唄
おまえがそこにいるならば
リラの花咲く町もいい
汽笛きこえる 港もいい

夜にはぐれて ふりむきゃ俺も
酒のにがさが わかる歳
おまえがそこにいるならば
肌をあたため眠ろうか
明日の夢でも 語ろうか

北へ行こうか それとも西へ
風が背中を 吹きぬける
おまえがそこにいるならば
二度とこの愛 はなさない
俺の旅路に 目もさそう
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