花しぐれ

別れる前に もう一度
抱いてほしいと 泣いた女(ひと)
花しぐれ 花しぐれ
古都(みやこ)も 雨だろか
甘える仕草が まなざしが
離れないのさ お前に逢いたい

漁り火ゆれる 北の宿
鳥も寒かろ 冷たかろ
花しぐれ 花しぐれ
古都(みやこ)も 雨だろか
窓打つ夜雨を しみじみと
聴けばまぶたに お前が見えるよ

愛しているさ 痛いほど
忘れられない あの笑顔
花しぐれ 花しぐれ
古都(みやこ)も 雨だろか
色づきはじめた 草もみじ
想い出すさえ お前に逢いたい
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