二番目

「もう泣くのはよそう」そう言えば言うほど
あなたのうつむく角度深くなっていく
罪なほど優しい瞳からこぼれる
大粒のその涙は誰のせい?
どうして会う度僕たち
こうしてつらい想いしなくちゃいけないの?

いちばんにあなたが愛している
その男性(ひと)に無いもの僕に有っても
いつまでもこんなふうには会えないよ
苦しいのはあなただけじゃないから

せめて二人きりで会ってるときくらい
あなたの言葉信じて笑っていたいけど
気持ちとうらはらに疑ってばかりで
幸せか不幸せかも解らなくなる
どうしてあのとき僕たち
こうしてつらくなること覚悟してたのに

いちばんにあなたが愛している
その男性(ひと)にないもの僕に有っても
ただひとつあなたは最後に僕を
選ばない気がして怖いだけ

特別な愛の言葉なんていい
ただ僕だけを見つめて欲しいのに
「さよなら」と言えばすべて終わるし
「愛してる」と言えば戻れなくなる

ひとつだけ覚えていて下さい
あなたが思うほど僕は強くない
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