歌姫

必ず太陽が昇るんならば
昨日がもう帰って来ないなら
より道しても前に行くしかない
だから彼女は待つ事をやめた
あたしの小さな手ぬくい手は
あなたを暖める為にある
あたしの照れくさい言葉には
傷つきやすいあなたの為にある

「神様 あなたはいるのでしょうか?」

泣いて泣いても叫んでも届かない想い心ごと
届けるが為に枯れるまで 彼女は歌う
憂鬱な恋に混乱した欲望と頭を静めよ
頬を赤らめて瞳を閉じて がんばれ歌姫

幼く臆病な体でも
大きな傷をおった背中でも
ゆずれず胸にひそむ意志がある
だからため息吸い直した

「神様 あたしに笑ってみせて」

泣いて泣いても叫んでも届かない想い心ごと
届けるが為に枯れるまで 彼女は歌う
おじけづいてた爪の先がありのままの文字をつづった
ミツメテ コワシテ ダキシメテ あなたの所へ…

泣いて泣いても叫んでも届かない想い心ごと
届けるが為に枯れるまで 彼女は歌う
憂鬱な恋に混乱した欲望と頭を静めよ
頬を赤らめて瞳を閉じて がんばれ歌姫
×