あなたに会いたくて

いつのまにか とぎれた電話
会えなくなって もうどれくらい
ここからすぐの あなたのオフィス
坂の途中の大きなウィンドウ
のぞいてみる勇気もなくて
速足で通り過ぎる バッグを握りしめて

あなたに会いたくて まぎれ込む雑踏
偶然装って 帰り道 探して探して…
だけど会えそうな場所も 次の信号で リミット

いつのまにか 痛みだす胸
あなたのこと 忘れていない
帰りを急ぐ 人ごみの中
私の場所だけ 流れを止めてる
ぶつかる肩 けげんな顔が
バッグを落とすから よけいに不安になる

あなたに会いたくて まぎれ込む雑踏
背の高いあなたを 見つけたい 探して探して…
だけど信号渡れば そこで今日もまた リミット

今にも泣きだしそうに 夕陽の坂ふり返って
似た人見つけては はっと息をのむ

あなたに会いたくて ひき返す雑踏
とうにおろされてた ブラインド ライトも落ちて
そうね かなわぬ偶然 きっとこの恋もリミット
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