小さなことをひとつ

ちょうど今起きたから
どっか遠くの街へ
散歩してみてもいいかな

ゆうべ見た夢の中
どんな意味があるとか
そんな些細なことを言って

君の目が同じものを映すたび
大切なものが増えた気がした

楽しいことをひとつしようよ
君と手を取り合ったら
ふたつめはもう持てやしないよ
欲張らなくていいのさ
そんな日々を僕らはずっと守ろう
大切なものが増えていくだろう

きっとどこかの街に
僕と君と同じように
今日も笑っている人がいる

そんなことをほんの少し
想像してみるだけで
ふっと笑顔になっていくでしょう?

夕闇が君の影と混ざる頃
一日が終わることを思った
この日々が続くことを願った

優しいことをひとつしようよ
君の願う両手は
数えきれないほど
たくさんの誰かと繋がっている
そんな日々を僕らはずっと守ろう
大切なものが増えていくだろう
一日が終わるごとに思った
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