ドッペルゲンガー

いつになったら君に追いつける?
いつもギリギリ見える所にいる
まったく意地が悪いよな
やっとの思いで尻尾を掴んだのにまた蜃気楼

これがホントに僕が生み出したもの?
こんなに人生弄ばれるなんてさ

春に転んで骨折っても 夏に寝不足でフラフラでも
追いかける背中 泣いている暇はない
秋に財布を失くしても 冬に病魔に冒されても
逃れられはしない 心に針が刺さったままでも走る

いつになったら君は満足する?
待ってくれた試しなどない
まったく可愛げがないよな
不意に背後から聞こえるわざとらしく深いため息

これがホントに僕自身だったもの?
真綿で首を絞めるようなマネされるなんてさ

春に転んで骨折っても 夏に寝不足でフラフラでも
迫りくる足音 呼吸も浅くなる
秋に財布を失くしても 冬に病魔に冒されても
走り続けなきゃ いつか辿り着く楽園を夢見て

本当は分かってる
被害妄想気味だって
君らにはちゃんと感謝してるよ
辛くても続けてきたから
今の僕があるんだ
さて次はどこへ向かおうか

春に転んで骨折っても 夏に寝不足でフラフラでも
踏み締める脚に不思議と力が漲る
秋に財布を失くしても 冬に病魔に冒されても
最近気づいた 走ってる僕は大体笑顔なんだって
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