始まりの朝

朝 始まりの朝 2番出口から見えた空
サイダーみたいな音立てて 並木道が手招きしている

「前髪短すぎたかな?」気にする声 弾んでる
誰もが胸躍らせる4月のビートに
遅れないようにスピード上げて

走れ 走れ 花びらを追い抜いて
新しいスニーカーが希望の歌を歌っている
走れ 走れ 冬の怠惰を振り切って
高ぶった心を風に乗せて駆けよう
8時半のチャイムが響いて僕らの春が始まる

朝 いつもの朝 万事悩み絶えず上の空
ミュージックは知らないふりで
「課題曲3番」リピートし続ける

急いでものんびりしてても上手くいかずに崩れてく
見つけなきゃいけないのは空白のモンスター
出来るまで何度も繰り返す、繰り返す

走れ 走れ 花びらを追い抜いて
新しいスニーカーが希望の歌を歌っている
走れ 走れ 冬の怠惰を振り切って
高ぶった心を風に乗せて駆けよう
結末がどんなに転んでもやがて春が始まる

朝 始まりの朝 かすかに震える指先たち
並木道や2番出口の空 浮かんでく

走れ 走れ 花びらを追い抜いて
新しいスニーカーが希望の歌を歌っている
走れ 走れ 冬の怠惰を振り切って
高ぶった心を風に乗せて駆けよう
位置についてライトが灯ったなら
僕らの春が春が春が始まる
春が春が春が始まる
朝 始まりの朝
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