女の錦秋

女は咲いて 花になる
男は光る 月になる
いのち懸け 恋をして あぁ燃えた日々
愛の名残り 胸に秘め
添えきれぬ ひとなら潔く
燃え盛る東山 比叡おろしが
錦に染め上げて
なみだの川に 面影うかべ
真っ赤に 真っ赤に 紅をさす

女は流れ 川になる
男は積んで 山になる
散る紅葉 身を焦がす あぁ恋のよに
思い切れぬ ひとだから
別れると 悲しいうそをつき
消えかけたこの恋よ 比叡おろしに
愛しくまた燃えて
なみだの川に面影うかべ
真っ赤に 真っ赤に 乱れ舞う

燃え盛る東山 比叡おろしが
錦に染め上げて
なみだの川に面影うかべ
真っ赤に 真っ赤に 紅をさす
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