深海の恋

夕映えの海 船路が揺れる
碧い水面映ってた影
あれは丁度、雛罌粟咲く頃
君は僕に別れ告げる
淡く暈された記憶蘇り
さざ波と君が胸に打ち寄せてく

さらば恋、愛しき人
もう誰も来ない海を待つ
途切れた想いと傷心を乗せ
行く宛ないまま旅に出る

明日はどこに行けば着くのか
悲しみより深い深海
君が泳いでた僕の心は今
まるで空っぽの水槽みたいだね

さらば恋、愛しき人
僕はもう君を捜さない
千切れた情熱と過ぎ去った日々
花びら混ざって舞ってゆく
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