おんな泣かせ

おんな泣かせに 降る雨は
うるむネオンの 通り雨
燃える素肌を 置き去りに
朝のしじまに 消えた男(ひと)
憎い恋しい 逢いたい辛い
心 心 心しみじみ 濡らしてよ

おんな泣かせに 吹く風は
胸をゆさぶる 虎落笛(もがりぶえ)
線路づたいに 木枯らしが
ひゅるる温もり 探してる
憎い恋しい 逢いたい辛い
夢で 夢で 夢でいいから 抱きしめて

おんな泣かせに 散る花は
ひとり夜桜 花吹雪
恋のはかなさ 知りながら
なぜに許して しまったの
憎い恋しい 逢いたい辛い
胸を 胸を 胸を焦がして 春が散る
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