宇宙図書館

棚の隅に眠っていた 遠い日々の贈り物
今 私が開くように あなたがのこしたメッセージ
光りの塵 射し込む窓 ほおづえつき 読みだせば
目を覚ました文字たちが 踊り始める

夢の中のあなたは あの日と変わらず
まだ幼い私を抱きしめてくれる
いつのまにか眠っていた 冬の午後は過ぎてゆく
ただ 涙の跡だけを ページに記して

夢の中であなたは なつかしい服着て
忘れていた未来を教えてくれる

棚の隅に戻しておこう 遠い日々の宝物
愛の心失くしたとき 取り出せるように

いつの日にか また逢えたら 微笑むように
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