みそか酒

雪になりそな 裏町に
ひとつ灯りが またひとつ
ひとつ良いこと あったなら
それでいいのね 年の暮
雪が ちらちら
雪が ちらちら みそか酒

箸を持つ手が ふれる度
そっと 幸せ 感じてた
そうねあなたは 左利き
思い出すのよ 今日もまた
雪が ちらちら
雪が ちらちら みそか酒

俺と一緒に 年越そう
言ったあなたは どこ行った
おんなひとりの 冬布団
誰が温(ぬく)めて くれるのよ
雪が ちらちら
雪が ちらちら みそか酒
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