砂時計

ぼくは君を抱きしめるだろう
何を犠牲にしても
理由とか何故とか そんなんじゃなく

当たり前のことはいつでも
もろいものだろう?
どちらかが放棄したら すぐ壊れちゃう

君と紡ぐ未来の足音 探しに行こう

枝のように伸びる人生の中に
悲しみの葉もあるだろう
笑顔やユメと同じだけ
どんなに孤独な闇の中に
君が迷い込もうと
ぼくはいつでも君を抱きしめる

迷う君に何もできずに
砂時計は進む
ぼくもまた不完全な生き物

君がまたひとつ大人になる
ぼくが先で呼ぶ
その距離がぼくの人生と思える

君があの日 ぼくと出会ってくれたその奇跡

いつの日か君が希望を失くし
全てを憎む夜も
ぼくは君を愛で包もう
だからちいさなその右手は
未来を離さないで
どうか未来をあきらめないで

いつの日か君はたった1人で
風に向かうかもしれない
ずっと心にぼくはいるよ
もし砂時計が終わるその日
君に涙はいらない
君とぼくには笑顔があればいい
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