かけらの心

一人暮らしを始めた十代の終わり
「ああ晴れ晴れする」と友達に言った
だけど本当はとても勇気がいることで毎日夜が怖くなった
帰ると部屋が寒かった時 疲れてそのまま眠った時
慣れない冷蔵庫に入ったままの水も卵も夢も全部

ああいつまでもあたしにまとわりついて
妄想も不安もここで生まれて
飲み込まれてしまいそうな夜中3時に
いつも帰るの始めの線へ

ピアノの前に座って目をつぶって あなたもきっと今頃前見てるから
今日の星が10年輝いてますよに
そして必ず一緒に見つけられますように

朝焼けが1日の終わりを知らせ まだ少ない車の音聞きながら
部屋の窓から少し背伸びをしては 気をつけてねと小さく声が漏れた
だらしなく気だるい煮詰まった部屋の生活にもなんだか憧れてたよな
だけどどこかで誰にも言えない宝物の大きな夢から目を背けていた

小さな悩みで1日ダメにするのは今も昔も変わらないままだな
そんな風に思い返して笑える日が来ることこの時はまだ知らない

大きく息吸って目をつぶって あなたの前であたしも笑ってるかな?
この歌のここはあなたに届けと夢中になって紡いだかけらのこころ

ピアノの前に座って目をつぶって あなたもきっと今頃前見てるから
今日の星が10年輝いてますよに
そして必ず一緒に見つけられますように
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